米国の建国記念日である7月4日に予定されている米ラッパー、カニエ・ウェストのテキサス州サンアントニオでの公演チケットが発売開始された翌日、同市の市長はカニエのコンサート中止を呼びかけた。
同市のジーナ・オルティス・ジョーンズ市長は、「ヘイトスピーチや反ユダヤ主義的な発言の経歴を持つ人物が、アラモドームのようなサンアントニオ市の関連施設で公演を行うことは決してあってはならない。ましてや建国250年にあたる今年の建国記念日に開催するべきではない」と訴えた。
ただ、市長の呼びかけにもかかわらず、米チケット販売大手チケットマスターとカニエの公式サイトでは依然としてチケットが購入可能となっている。
一方、チェコのプラハで開催予定だったカニエの公演は今月初め、会場側が撤退したため中止となった。
また、ポーランドで今月予定されていた公演も先月、「形式的かつ法的な理由」により中止となった。
同国政府はこの決定について、「ホロコーストの歴史により深く傷ついたわが国において、これを単なる娯楽とみなすことはできない。芸術の自由とは、あらゆる行為を容認することをではない。文化とは、憎悪を広めるために文化を利用する者の場であってはならない」との見解を示した。
4月には英政府がカニエの入国を禁止したため、今年はカニエがヘッドライナーを務める予定だった欧州最大級の音楽フェスティバル「ワイヤレス・フェスティバル」(ロンドン)の開催は中止となった。












