演演歌歌手の多岐川舞子が26日、東京・新宿の「新宿PIT INN」にて、恒例の「多岐川舞子アニバーサリーLIVE」を開催した。

 1989年5月21日にシングル「男灘」で鮮烈なデビューを飾った多岐川にとって、5月は思い入れの深い“デビュー月”で、アニバーサリーライブを実施するのが恒例となっている。

 ステージに登場した多岐川はピアノ弾き語りで地元・京都を題材にした「京都ふたたび」を披露。デビュー曲「男灘」をはじめ、新曲の「お別れメランコリー」などを、圧倒的な声量と艶やかな歌声で次々と熱唱した。彼女の代名詞とも言えるサックス演奏を取り入れた演出でも客席を魅了した。

 また、会場の「新宿PIT INN」がジャズライブハウスとして知られることもあり、「演ジャズコーナー」と題し、「津軽のふるさと」「雨の慕情」といった演歌の名曲をジャズアレンジした演奏で歌唱し、ファンを喜ばせた。

 多岐川は「本日5月26日は私が上京した日でして、この新宿にはいろいろ教わって、そして楽しませてもらった場所なので、今日は新宿でライブできてうれしいです。あの頃、恩師の市川昭介さんのご自宅にいくのにもこの新宿を通って伺ってました。先生がいなければ今の自分はなかったと思います」と振り返った。

 また、昨年3月に亡くなった父親が夢に出てきたという。「“今日は偉い人をたくさん連れて見にいくからな”とプレッシャーをかけてきてたんです(笑)。今も天国からこのステージを見守ってくれていると思います。歌手生活も38年目になりました。もっともっと新しい多岐川舞子をお見せできるよう頑張っていきます」と語った。