歌手の五木ひろし(78)が18日、大阪フェスティバルホールで行われた「『よこはま・たそがれ』から55年 五木ひろしアニバーサリーコンサート」に出演した。

 同公演で五木は4回の衣装替えを行い、36曲を歌い上げた。「細雪」では、琴の生演奏に加え、日舞の演者による舞をバックに五木が情感たっぷりに歌い上げる豪華な演出で魅了。2018年、第69回NHK紅白歌合戦で、DA PUMPの「U.S.A.」と五木の「VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~」がコラボした際に話題となった「いいねダンス」を披露し、観客を大いに盛り上げた。

 昨年、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、気管支炎と診断され緊急入院した五木は「体調を壊し、ご心配をおかけしました。あと2年で大台にのる。より一層がんばっていきたい」と意気込んだ。

 また、83歳で他界した自身の母への思いを語り「そこ(83歳)にもいかないで逝ってしまうと(母に)怒られそうなので、さらにその上を目指していきたい」と宣言。母に向け「苦労と心配をかけましたけど、五木ひろしとしてがんばった姿を見せることができましたので、良かったなと思っています」と述べた。

 この日は4月8日に発売するアルバムから「千年の懸想文、あさきゆめみし、渚の女」も歌唱。歌のタイトルに使われた懸想文(けそうぶみ)という言葉の意味について「心の底から書いた恋文。この文が100年先、1000年先でも私の思いが伝わってほしい。そんな気持ちを必死になってつづりあげたというふうに聞きました」と説明した。

 同公演は、今年いっぱい全国各地をまわるコンサートツアーだ。

 ファンに向けては「1965年にデビューしたものの売れず、背水の陣の思いで『全日本歌謡選手権』に臨みました。10週勝ち抜きを達成することができ、1971年『よこはま・たそがれ』で五木ひろしとしてデビュー。走って走って走り続けて、皆さまの応援のおかげで今年55年を迎えることができました。今回のアニバーサリーコンサートでは、歌は世につれ世は歌につれ…昭和・平成・令和、それぞれの時代を振り返りながら、五木ひろしの55年を感じていただければ幸いです」と語った。