◇今垣光太郎(51)福井支部63期
ボートレース下関のプレミアムGⅠ「第22回マスターズチャンピオン」の開幕が20日に迫った。45歳以上のベテランレーサーが匠の技をぶつけ合う見どころ満載の決戦。過去21年の歴史で複数Vを達成しているのは2Vの高山秀則氏(第1回、第3回)と3Vのレジェンド・今村豊氏(第12回、第16回、第18回)だけ。カウントダウンコラム最終回は第20回大会(2019年)以来2年ぶり2度目の戴冠を目指す今垣光太郎にスポットを当てた。
SG9V、GⅠ29Vと長らくボートレース界のトップ戦線を駆け抜けてきた歴戦のつわもの。このマスターズチャンピオンも初出場を果たした2018年福岡大会から4年連続出場。19年の20回・宮島大会ではV戴冠。今大会もV有力候補に推される存在となる。
昨年は7月の三国GⅠⅠボートレース甲子園、10月のまるがめGⅠ68周年記念で優出したものの、SG戦線では「全敗しました。準優に全部乗れなかったし、大村ダービーの3日目にフライングもした」と思わぬ絶不調に陥った。
その原因について「ずっとボロエンジンを引いていた。僕は出ていない時に勝てる選手ではない。せめて中の上くらいはないと。どっちかといえば優勝、優勝っていう気持ちしかないし、優勝か、ダメかって感じで走っている。だけど、レース場へ意気込んで行っても3日目くらいで予選が終わって気持ちが折れてしまって、スタートとか、守りに入っていた」と分析する。
それでも、今年に入ると2月の三国GⅠ近畿地区選、3月の三国GⅠ周年で優勝戦に駒を進めるなど活躍が光っている。「フライング1本持ちの割にはまあまあだと思うし、リズムは上がってきている感じはある」と好転の兆しは見えてきている。何より「今年はガツガツして、たとえ6号艇でも準優勝戦に乗って、粘り強いレースをして少しでも賞金を上げてきたい。もう賞金王(グランプリ)を狙って走るのは今年と来年くらい。年齢も年齢なんで、もう限られていると思う。今年が勝負。やっぱりSGはお祭り。お祭りがないと自分の中で面白くない。乗れなくなったら引退も考えるでしょうね」といつも以上に強い意思を持って挑んでいる。
そんな中、迎える下関マスターズC。お祭り好きな今垣には「ちょっと普通の記念より目立った感じはありますよね。それにメンバーが濃い。進入からちょっと…ですね」と闘志をかき立てられる部分はあるようだ。
下関の印象も「大好きです」と即答し「(G1)初優勝したところですし、相性は『抜群』です。雰囲気がいい。思い出の水面なんで。ナイターレースも得意です。どっちかと言えば夜型人間なので、夜の方が集中力がアップするような気もする」と笑みがこぼれた。
持ち前の気持ちのこもった熱いレースで2年ぶりのマスターズCのV奪還に期待したい。
☆いまがき・こうたろう 1969年9月18日生まれ。福井支部所属の63期生。88年11月の三国でデビュー。同年12月の三国で初勝利。初優勝は90年10月の蒲郡。GⅠは96年12月の下関42周年、SGは99年3月の児島クラシックで初V。通算106V(SG9V、GⅠ29V)。












