“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回はハチャメチャなネタで、何というジャンルなのか分からないお笑いをやる女性コンビを紹介する――。
【プロフィル】
コンビ名‥おかか時代
所属‥フリー
写真左‥アリサ
生年月日‥2000年10月23日
写真右‥みゆき
生年月日‥2000年9月15日
新しい漫才師が出てきました。今まで見たことのないテンション、ひとライブで引退しようとしているかのような熱量、声量、なのにお客さんを置いていこうとも思えるハチャメチャなネタ。芸人としての魅力がたくさん詰まっている宝箱のようなコンビです。
2人とも日本大学生物資源科学部の落語研究会出身で、最近話題の大学お笑い出身ですが、ネタは何というジャンルと言っていいか分からない。センターマイクの前でしゃべるので漫才師に見えますが、歌を歌ったり、踊ったり、叫んだり、コント衣装を着てOLとしてしゃべったり…。漫才ともコントとも言えない表現なのです。
その表現自体を僕は「おかか時代」と呼んでいます。ネタは爆発力がありますが、表現がおかか時代のため、全くハマらないこともしばしばあります。そこがまたカッコいいのです。賞レースにも参加していますが、賞レースっぽいネタではないので、まだ結果は出ていない。でも世間が注目し始めたら無双するかもしれません。
お2人に話を聞いてみました。
――お笑いを始めたきっかけは
みゆき「大学のお笑いサークルに入ったことがきっかけです。自分はお笑いスターになれるに違いないと謎の自信を持っていたので、入学前からお笑いをするつもりでいました」
アリサ「女優志望で演劇サークルに入る気でしたが、演劇サークルの人に話しかけられなかったため、とりあえずお笑いサークルに入りました」
――コンビ名の由来
みゆき「2人で単語を出し合い、組み合わせました。アリサが『おかか』、みゆきが『時代』を出して『おかか時代』になりました」
――コンビを組んだ経緯は
みゆき「サークルに入った時、隣の席に座っていたからです。特に劇的な出会いではなく、『いったん組む?』という感じでした」
――ハイテンション漫才は最初から?
みゆき「初めは普通の漫才をしていましたが、あまり反応が良くなかったため、少し変わった漫才をするようになりました。初期はブロッコリーを持って漫才したり、アリサに首輪とチェーンをつけて漫才をしていました」
――アリサさんのピンネタはお姉さんがネタ作りを手伝ってくれるとか
アリサ「この前初めて姉にネタを見てもらったところ、これじゃあウケどころが分からないと言われ、非常に的確なアドバイスをされました。しかも本番は、姉に言われて変えたところばかりウケていました。もともとお笑いがそこまで好きな人ではないので、天才が現れてしまったのかもしれません」
――今後の目標は
みゆき「誰もが知る有名芸人になりたいです! スターになります!」
――ネタの作り方は
みゆき「2人ともコンビのネタは書きますが、私は飲食店や図書館でじっくりネタを考えてます。よく台本どうなってるのとツッコまれますが、ちゃんと文字に起こして作ってます! 一つお題を決めて、連想ゲームのように作ります」
――影響されたお笑い番組、芸人は
みゆき「お笑いをほぼ見ないで育ちました。最近過去のM―1を見始めました!」
アリサ「『ロンドンハーツ』『ゴッドタン』『ガキの使い』など。幼少期からゴリっとしたお笑い番組をよく見てました」
――趣味を教えてください
みゆき「セルフネイル、意外と乙女です!」
アリサ「ゴスペル。まだまだ上達したいです!」
とにかく今後が見逃せないコンビです。
しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。












