演歌歌手の三山ひろしと市川由紀乃が9日、大阪・新歌舞伎座で行われた「三山ひろし特別公演」(13~28日)の取材会に出席した。

 同公演では、第一部に松竹新喜劇の名作「紺屋と高尾」と「幽霊東下り」を交互に上演。第二部では三山と市川が歌謡ショーを披露する。

 日ごろから仲が良いという市川について三山は「かねてずっと一緒にお芝居がしたいと言っておりましたが、お互いスケジュールが合わず実現しませんでした。このたびやっと実現しまして、一緒に劇場に立てるというのは幸せです」としみじみ。

 人情喜劇「紺屋と高尾」で、市川は花魁(おいらん)・高尾を演じる。

 三山は「花魁姿が、めちゃくちゃキレイなので、みなさんに見ていただき、度肝を抜いていただきたい」と太鼓判を押した。

 花魁の衣装は約20キロもあるため、市川は体力づくりをしてきたという。

「スクワットをしたり、エレベーターを使いたいところを階段で(上り下りしたり)。日常でできることを今回の公演のために重ねてきた」

 花魁役について「花魁姿に憧れがあったので『いつか一度は、そういう衣装を着させていただける日が来たらいいな』なんて、どこかで思っていたので。言葉も『ありんす』とか、普段使わない言葉があるので、セリフを言う喜びはありますね」と話した。

 市川は2024年6月に卵巣腫瘍の疑いのため芸能活動を休止。同年8月、卵巣がんと診断され、抗がん剤治療に入り、昨年5月にステージ復帰した。

 今の体調を聞かれると「多少(抗がん剤の)副作用で、手足の指のしびれというのがあるんですけど、今はこのしびれも楽しみながら。しびれが取れた時には、病気が消えていったという実感がわく時だと思うので、今を楽しむということを常に思っています」と答えた。