瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ・STU48のメンバー5人が25日、広島国際会議場フェニックスホールで行われた障害者と広島交響楽団との「第21回 マーガレットコンサート~障害者と広島交響楽団とのジョイントコンサート~」(広島市主催)に、被爆80周年記念事業の一環として特別ゲストとして出演した。

 平和文化アンバサダーを務めるSTU48からは、池田裕楽、岡村梨央、尾崎世里花、久留島優果、兵頭葵の5人が参加した。

 今年度の同コンサートは戦後80年という節目でもあり、あらためて「平和」の大切さを強くかみしめる今、今回のマーガレットコンサートは「いのち」と「祈り」をテーマに開催。力強い和太鼓の演奏、心温まる合唱と手話による歌、そして広島交響楽団の迫力あるオーケストラ・サウンドが織りなす、感動的なジョイントコンサートとなった。

 ロビーでは、尾崎と兵頭が活動する「千羽鶴未来プロジェクト おりづる大使」として、障害のある方々が働く共同作業所によるグッズや手作りクッキー、縫製品、木工製品などの自主製品販売、「えんぜるふぃっしゅ」によるコーヒーサービスなども行われ、休憩時間も含め、ステージと一体となって楽しめる空間に。

 休憩後は主催者を代表して、広島市の松井一實市長が「音楽を通して誰もが安心して暮らせ、命の尊さを感じていただきたく続けてきたコンサートです。今回は被爆80周年記念事業として特別なプログラムとなっています。平和を未来につなげていこうとする思い、そして私たちにできることを考え、広島の心を大切にしていただければと思います」とあいさつした。

 STU48メンバーと広島交響楽団による合唱では、被爆80年の節目となった昨年8月にリリースされた楽曲「青空を語り合おう」を披露。尾崎は「この楽曲は、戦争を知らない私たちの世代が、平和について語り合い、未来へ青空をつないでいきたいという想いが込められています。今日、会場の皆さんにその想いが伝わればうれしいです。また、長崎県出身として、アイドル活動や楽曲を通して長崎と広島の架け橋になれるよう心がけています」と伝えた。

「365日の紙飛行機」の披露後、「花は誰のもの?」の合唱では、兵頭が「平和を願うメッセージソングとして、世界中の人々や未来の子どもたち、そして〝平和そのもの〟への問いかけと願いが込められています。今日ここで皆さんと出会えたことも当たり前ではありません。一瞬一瞬を大切に、詩に込めた思いを伝えたいです」と心を一つにして歌い上げた。

 合唱後、岡村は「広島交響楽団の皆さんと歌うことができ、さらに曲の良さが伝わったと思います。素敵な演奏とご一緒でき、音楽の力をあらためて実感しました」と語り、久留島も「広島で活動しているアイドルだからこそ伝えられることがあると思います。音楽を通して平和への想いを共有できたことが本当に嬉しく、これからも私たちにできることを続けていきたい」と決意を新たにしていた。