NHK大阪放送局の平匠子局長が22日、大阪放送局長定例会見に出席し、肺炎のため86歳で亡くなった将棋棋士の加藤一二三(かとう・ひふみ)さんを追悼した。
1954年に当時、史上最年少の14歳7か月でプロ棋士としてデビュー。「神武以来(じんむこのかた)の天才」と言われ、名人などタイトル8期を獲得。2016年には藤井聡太六冠のデビュー戦の対戦相手となった。
加藤さんは、同局と日本将棋連盟が共催する「NHK杯争奪 将棋トーナメント」に44回出場し、7回優勝(60年、66年、71年、73年、76年、81年、93年)。本戦最多出場記録も持っている。
加藤さんの訃報を聞いた平局長は「棋士として活躍されたご功績というのは、本当にすばらしい記録を残されたというふうに記憶しております」。
17年に現役引退。その後はバラエティー番組などに出演するなど、タレントとしても活躍した。
「一方で棋士として現役を引退されてからの(将棋の)普及のお役割であったり、タレントさんを含めた異業種との交流でとても個性的であたたかくて、ちょっとかわいらしい感じを残しながら、いろんなお顔を見せていただいた。厳しい勝負師としての一面をお持ちの方が違うステージで将棋というものを伝える。知ってもらうきっかけとしてのお仕事をされたという点でとてもすばらしい方」と評した。
最後に「心からお悔やみ申し上げます」と追悼した。












