映画『怪物』『国宝』に出演し、いま最も注目を集める俳優の黒川想矢(16)が、自身初となる写真集「コバルト」(扶桑社)を3月3日に発売する。発売決定を記念して、表紙と先行カットが解禁された。

 25年11月24日に実写日本映画の興行収入記録を22年ぶりに更新し、社会現象となった大ヒット映画「国宝」。黒川は主演・吉沢亮が演じた喜久雄役の少年期を演じ大きな注目を集めた。

 1st写真集は完全撮り下ろしで、「自分自身と向き合う」ことをテーマに、映画『怪物』で出会い、公私ともに親しい写真家・末長真とふたり旅へ。旅のはじまりへの期待と、すこしのソワソワ感。自身がやりたかったという花火や料理も楽しみ、寝起きのあどけない姿など、自然体な旅を通して現れたいろいろな彼の姿を撮影した。

写真集「コバルト」の先行カット 撮影:末長真(扶桑社刊)
写真集「コバルト」の先行カット 撮影:末長真(扶桑社刊)

 旅のすえ辿り着いた、広大な自然と過去のレガシーが共存する地で俳優として、ひとりの少年として自分自身と向き合う姿は、鋭く青く、エネルギーと感情がまるで爆発するかのようにあふれる瞬間の連続。黒川想矢の多面的な魅力が垣間見ることができる一冊となっている。

 黒川は親しい写真家の末長との撮影について、「コバルト、それは叫びでした。いつも不安で、不格好で、心地悪くて、でも、確かに心地よくて。カメラマンの末長さんはファインダーを介して、僕が自分でも気づいていること、自分では気づかないことを肯定も否定もしてくれました」と感謝。

「浮腫んでいるとき、怒っているとき、眠れないとき、悩んでいるとき。正直そんな自分を、末長さんを含めた誰かに見せるのは不安で仕方ありませんでした」と心境を吐露しつつも「でも、僕はありのままを写してもらうしかないんだと覚悟し、カメラの前に立ち続けました。そうして、僕はほんのちょっとだけ自分を信じることができるようになった気がします」と振り返った。その上で「この感情も青さも、いつか理由もなく消えてしまうのかもしれません。それでも、この写真集がある限り、僕はそんなコバルトな瞬間を忘れたくても忘れられないのだと思います。ぜひ、そんな僕たちの共同制作を手に取っていただけたら、幸いです」と訴えた。

 黒川は5歳より芸能活動を開始。2021年にNHK BS時代劇『剣樹抄~光圀公と俺~』ではメインキャスト・了助役を務める。23年の映画『怪物』で麦野湊役を熱演。25年の映画『国宝』少年・喜久雄役で大きな注目を集める。第47回日本アカデミー賞 新人俳優賞/第66回ブルーリボン賞新人賞/第17回TAMA映画賞最優秀新進男優賞/第38回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞を受賞するなど、俳優として飛躍を続ける。