俳優の松田龍平(42)が8日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、父で俳優の故松田優作さん(享年40)への思いを明かした。

 松田は、優作さんと妻で女優の松田美由紀の長男として1983年に誕生。自身が6歳の時に父を亡くしている。

 優作さんと言えば、ドラマ「太陽にほえろ!」「探偵物語」や、ハリウッド映画「ブラック・レイン」など数々の名作を遺した大スターだ。

 松田は「(優作さんは)厳しかった記憶の方が多いかな。あんまり家にいなかった。たまに帰ってくるとオモチャを買ってきてくれた」と振り返り、父が有名俳優で注目されるため「恥ずかしかった。あんまり人に見られたくなかった」と話した。

 小学2年生から中学3年生までサッカーをやっていたが、今後の進路を考えていたタイミングで、大島渚監督から映画「御法度」(主演・ビートたけし)への出演オファーがあったという。

 黒柳徹子から「プレッシャーはあった?」と聞かれると「プレッシャーというか…とにかく父は男らしくて強い人間だったので、同じようなことは絶対にできないのはわかっていましたから。でも、役者の仕事っていろいろな人間を演じるわけじゃないですか。オヤジみたいな役者じゃなくてもできると思った」と明かした。

 それでも、役者を始めた当初は、意識していたようで「ストイックな父親だったので、真逆の役者がいいかな、と。とにかくだらけて遅刻して。(周囲から)めちゃめちゃ怒られましたけど、それでいいんだという気持ちでやっていました」。

 それは反抗的な心情とは異なるという。

「自分が緊張しやすかったので、逆にそういう気持ちじゃないとやれなかったところがあったかもしれないですね。抱え込むとできなくなるから。だったら最初から抱えこまないという」

 そんな松田も42歳。すでに優作さんの年齢を超えた。

「父親の年に近づくにつれて『近づいてきたぞ~』と思っていましたが、いざなってみると何でもなかった。今では、父親というより役者として作品を見たり、父親と仕事をしてきた人と会うことが多いので、そこで知る松田優作のほうが大きくなってきている」と率直な心境を語った。