【アニソン四半世紀】2025年の「NHK紅白歌合戦」は、アニメファンにとって非常に注目度の高いものになった。とりわけ、出場者中の6組が、25年に放送・上映されたアニメの主題歌を披露するという、まさに最新のアニメ事情を反映するラインアップなのだ。
ちなみに紅白披露曲はアニソンではなくても、25年にアニソンを歌ったというアーティストもVaundyやMrs.GREEN APPLEなど十数組が出演。さらに石川さゆりやAKB48、MISIAなど、過去にアニソンを手掛けたことがあるアーティストも多数顔を揃えた。四半世紀前の2000年(第51回)紅白ではディズニー関連の企画以外は小柳ゆきぐらいしかアニソンが歌われなかったのに比べると、全体的に極めて“アニメ成分”が多い紅白といえそうだ。
今回の紅白における6曲の“今年のアニソン”を見てみよう。LiSA「残酷な夜に輝け」は、日本映画史上初の全世界興行収入が1000億円を突破したメガヒット映画「鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」の主題歌。テレビ版でも劇場版でも、もはやLiSAの存在は「鬼滅の刃」に欠かせないものになっている。
久保田利伸の「1.2.Play」は、テレビアニメ「Let’s Play クエストだらけのマイライフ」オープニングテーマ。同アニメではエンディング曲も久保田の「Left & Right」だが、両曲とも久保田にとって、CDが発売されたアニソンとしては約30年ぶりのアニメ主題歌となった。
一方、これが初のアニメ主題歌だったのは、サカナクションの「怪獣」。24年秋から25年春まで放送されて、大きな話題を集めたSFアニメ「チ。―地球の運動について―」のオープニングテーマ。オリコンのデジタルシングルチャートで週間1位という大ヒットを記録した。
米津玄師の「IRIS OUT」は、劇場版「チェンソーマン レゼ篇」の主題歌として、映画ともども世界中で大ヒット。ちなみに続編となる劇場版「チェンソーマン 刺客篇」の制作も決定している。
残る2曲、アイナ・ジ・エンドの「革命道中―On The Way」は「ダンダダン」第2期のオープニングテーマで、新浜レオンの「Fun!Fun!Fun!」は「名探偵コナン」のエンディングテーマ。この両曲、どちらもレコード大賞「優秀作品賞(大賞ノミネート作品)」でもある。
今回の紅白出場者の中には、26年に放送される新作アニメで主題歌を担当することが決まっているアーティストもちらほら。ということは、この調子でいくと26年末の紅白歌合戦でもアニソンが猛威をふるう可能性が高そうだ。













