10日のフジテレビ系ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」第10話は一転、陰謀渦巻く修羅場が描かれ、伏線張りと回収が一気に行われる展開となった。

 菅田将暉演じる主人公の劇場演出家・久部は、崇拝するカリスマ演出家の蜷川幸雄(小栗旬)に認められたことで舞い上がる。劇場がストリップ小屋だった当時の踊り子で、現在は中心女優のリカ(二階堂ふみ)もベッタリ寄って来た。リカの陰謀めいたささやきで久部は強権を振るい始め、支配人追放などやりたい放題と化す…。

 これまでオタク演出家の〝演劇一直線〟の趣があったドラマに一転、殺伐とした雰囲気が漂う。地元の渋谷・八分坂の案内所にいるおばば(菊地凛子)から「やがて小屋主になり、世界はあなたのもの」とのお告げを受けた久部は、「男から生まれた男に気をつけろ。お前の足を引っ張る」とクギも刺されたが「そんなヤツいない」と気にするふうでもなかった。

 一方、放送作家として舞台や劇場を見守って来た蓬莱(神木隆之介)がラスト、巫女の樹里(浜辺美波)に身の上話で母について語る。「乙姫の乙に子でオトコ。なので僕はオトコ(男)から生まれてきたんです」

 まさかの伏線回収に、X(旧ツイッター)上では「笑った」という反応もみられたほか、「不穏な終わり方」「乙子で震えた」「最後の乙子凄かった」「え――」「鳥肌たった」などと衝撃を訴える投稿が少なくない。これまで地味な存在だった蓬莱がどう振る舞うのか。とかく低視聴率が話題になったドラマだったが、「次回が楽しみすぎる」との期待感も。

 連続殺人の犯人が誰なのか考察が活発な日本テレビ系土曜ドラマ「良いこと悪いこと」では6日の放送で、事件の真相に関係ありそうな女性「ドの子」なるキャラクターが現れ、ネットが騒然とした。「もしがく」も土壇場の〝乙子砲〟で、17日の最終話が盛り上がる形となってきた。