◇西岡顕心(24)香川支部129期
トップルーキーとして迎えた2025年は飛躍の1年となった。GⅠ初出場となった1月の江戸川69周年記念こそ苦戦したが、2月まるがめの四国地区選手権では2日目にGⅠ初勝利を挙げると、勢いに乗ってGⅠ初優出(5着)を達成。その後も優出を重ね、自己最多となる11優出。11月の徳山72周年記念では早くも2回目のGⅠ優出(4着)を果たした。
「地力は上がったと思います。調整力と経験値ですね。GⅠでもエンジンを出せれば戦えることが分かったし、2回優出できたことは大きな収穫でした。気持ちの面でも強くなったと思います」と成長を実感。「香川支部の片岡(雅裕)さん、森高(一真)さんのおかげでGⅠに行っても峰(竜太)さんとか西山(貴浩)さんとかが声をかけてくれる。そのつながりのおかげで孤独を感じないですし、すごい先輩方と話したり、作業を見ているだけで勉強になりました。意識も変わりましたね」と記念常連レーサーたちと交流を深めたこともプラスになった。
2026年前期適用勝率は6・98と、こちらも自己ベストを更新し、3期連続のA1級キープ。審査期間中の事故が待機行動違反1回のみで、事故率は0・02。「そこは意識してます。事故で走れなくなるのが一番もったいない。Fは1回切りましたけど、Sも安定するようになったと思います」と、クリーンなレースぶりも好成績につながっている。
優出回数は飛躍的に伸びた一方で、優勝は0。しかも6月芦屋のGⅢウエスタンヤングを含め、優勝戦1号艇でVを逃したのが3回もあった。「SGに出ることを意識してやってきたので今年1回も優勝できてないことが悔しい。チャンスがあったのに逃しましたし、3回ちゃんと優勝してたらグランプリシリーズに乗れたかもしれない。ただ、負けたことも勝ったこともいい経験と思っています。今後につなげたいですね」と悔しい敗戦さえも糧にしている。
今後の目標は定まっている。「まずはSGに出ることですね。そのためにもGⅠで優勝したい。徳山で峰さんと30分くらい話をする機会があって『来年GⅠ取らないとペース遅いぞ。同世代で比べないで俺たちと比べろ』と言われました。片岡さんにも同じことを言われてます。本当にありがたいですし、そこを目指していきます。SG、GⅠをずっと走る選手になりたいです」。記念戦線に定着する選手になり、ビッグタイトルを制する日もそう遠くなさそうだ。












