棋士の藤井聡太棋聖(23)が25日、千葉・グランドニッコー東京ベイ舞浜で行われた「ヒューリック杯第96期棋聖戦 藤井聡太棋聖 就位式」に登場した。

 今期から増額された賞金4000万円や、特別賞の1000万円、就位状などが贈呈。祝辞は、作家の柚月裕子氏が述べた。

 藤井棋聖は、今期の棋聖戦を振り返り「飛車党の杉本(和陽)六段と5番勝負となり、新鮮な気持ちでシリーズの開幕を迎えました。5番勝負といった対抗形ならではの難しさを感じながらの対局が続きました」という。

「時には苦しくなってしまうこともあったんですけれども、その中でも辛抱強くさすことができ、結果につなげられたのではないかと感じています」と笑顔を見せた。

 続けて「将棋が持つさまざまな難しさや奥深さを感じた今期の経験をいかして来期以降、より良い将棋をさせるように、これからもしっかりと精進してまいります」と今後の活躍を誓った。

 また、藤井棋聖は鉄道好きとしても知られている。「今期の各対局地の皆さまにあたたかく迎えていただき、集中して対局に臨むことができました」と感謝し「日光で行われた第1局の際には、特急スペーシアXへの乗車や、下今市のSL機関車も見学させていただきまして、大変思い出に残る経験となりました」と顔をほころばせた。