俳優の横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の第41回「歌麿筆美人大首絵」が26日、オンエアされた。高岡早紀演じる蔦重の母・つよの口から、蔦重の生い立ちが語られ、初めて蔦重が母親のことを「おっかさん」と呼ぶシーンに、視聴者から「号泣した」との声がSNS上にあふれた。
蔦重は処分を受けた須原屋(里見浩太朗)を訪ねると、引退を表明される。須原屋から「もう一度、見てえんだよ。浮かれて華やいだ江戸の町を」と託された蔦重は、新たな書物を思案。その中で、歌麿(染谷将太)が書いた「婦人相学十躰」の売り出そうとする。
順調に物事が進み始める中、つよが蔦重の髪結いを申し出る。蔦重の髪を触りがら「お父ちゃんと同じ頭の形だよ」というと、蔦重は「なあ、あれはウソなのか? 昔、夫婦げんかした挙げ句、てめえはオレの子じゃねえ、私の子じゃねえって言って出ていったろ」と昔のことを尋ねる。
つよは「駿河屋さんから、まだ聞かされてないのかい」と蔦重が預けられた吉原の家の名を出すと、蔦重が「まだ?」と聞き返す。つよは「あんたのお父ちゃんはさ、ちょいと間抜けなとこがあって、博打で質の悪い借金作っちまったのさ。このままじゃまずいってことになって、江戸から逃げようってことになってさ。でも、逃げた先でどんな暮らしになるかもわからない。あんたは吉原で育ててもらった方がいいんじゃないかって。駿河屋さんに引き取ってもらえるように頼み込んだのさ」と預けた理由を話し始めた。
さらに、つよは「でも、借金取りたちは、あんた目掛けて、吉原まで来ないとも限らない。で、口が裂けても親だなんて言いたくないように、お父ちゃんも色に狂って、私も色に狂う事にして、子捨てしたのさ」と明かした。
この話に「なんだよ、そんな話だったのかよ」という蔦重に「こんなしょぼくれた話で悪かったね」というつよ。だが、蔦重は「いや、良い話だ。俺が考えていたより、よほどいい」と語った。
髪結いを終えたつよは蔦重に向かい「からまる(柯理)」と蔦重の幼名で呼びかけ「あんたは強い子だよ。でも、なんで強いかって言ったら、そりゃ私が捨てたせいでさ。ごめんねえ」と謝る。さらに「裏を返せば、あんたは強くならなきゃ生きていけなかったんだ。下を向くな、前を向け。泣いてる暇があったら、人さまを笑わせることを考えろって。それで、ここまでやってきて。あんたは立派だよ」と語り始める。
そんなつよに蔦重は「なんだよ、ババア。親らしいこと言うじゃねえかよ」と強がりを言うも、最後には「おっかさん」と呼びかける。つよも「頼んだよ、重三郎」と見送った。
店を持ち、母親のつよと再会した時から「ババア」と呼んでいた蔦重だったが、今回、初めて「おっかさん」と呼んだ。SNSでは「『おっかさん』の一言で号泣」「おっかさん…涙が止まらない」と声が上がる。ただ、つよがたびたび頭を痛がるというシーンもあり「最後の髪結いか」「つよさん、フラグ立ちすぎ」と亡くなる前兆ではと予想する声も上がった。












