俳優の長塚京三(80)、女優の市毛良枝(75)が25日、都内で行われた映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」公開記念舞台あいさつに、「JO1」の豆原一成(23)、酒井美紀(47)、八木莉可子(24)らとともに出席した。

 同作は、豆原演じる孫・拓磨と、市毛演じる祖母・文子が紡ぐ家族の物語。

 今作で44年ぶりに映画主演を務めた市毛は「いろんな方が愛をかけてくださったら、こんなに世界に広がっていくんだっていうのが、試写を見たときの感想。私たちが考えた以上のところに連れて行ってくださった」と作品への思いを語った。

 作中で市毛と夫婦役を演じた長塚は「今から50年前に市毛さんと婚約者の役をやりまして。それから50年、こういう娘(酒井)ができ、孫(豆原)ができ…何というか、人生を1本の長い映画をやってる気がして、違和感なくこの世界に飛び込んで、とても心地よく生きさせていただきました」と回想。「ありがとうございました、本当に」と市毛に感謝を伝えた。市毛も「私たち、何もしてないのにね」とほほえみつつ「こちらこそありがとうございました。ものすごくラッキーでした」と頭を下げた。

 そんな長塚は、映画にちなみ「私を幸せにしてくれるもの」を問われると「妻がつくる毎晩のごはん」とフリップに回答。この日、会場に訪れた妻を見ながら「私の妻が作ってくれる毎晩のごはんが、何よりも楽しみで。人生捨てたもんじゃないなって」とおだやかに語った。