13日のフジテレビ系ドラマ「終幕のロンド―もう二度と、会えないあなたに」の第1話で、主人公・鳥飼(草なぎ剛)とヒロインの真琴(中村ゆり)を揺さぶりそうなスキャンダルの構図がほのめかされた。

 妻を亡くしたことでうつ状態になった鳥飼が、遺品整理人として故人や遺族に寄り添っていくヒューマンドラマ。真琴はグループ企業を多数抱える御厨ホールディングスの社長御曹司に嫁ぎ、絵本作家としても活躍している。だが、姑(小柳ルミ子)からは冷たい仕打ちを受ける日々…。

 初回は感動的なエピソードの底流で、どす黒いスキャンダルを巡る対立構造も見え隠れした。

 鳥飼が働く遺品整理会社の社長・磯部(中村雅俊)は、亡くした息子のことが頭を離れず、よく似た社員を息子の名で呼んでしまう。息子は「御厨ホームズ」に勤務していた。御厨グループでは10年間に13人もの自殺者が出ており、社長の剛太郎(村上弘明)と息子で真琴の夫・利人(要潤)の間で、遺族から訴訟が起きないよう隠ぺい工作が話し合われる。そんな折、磯部が目を落とした新聞の裏面に、ある死亡事故で「遺族に対し賠償命じる」という、将来を暗示するような見出しの記事が…。

 すると鳥飼の会社にフリーライターの波多野と名乗る男が、磯部との面会を求めてやって来た。磯部は不在だと伝えられると「10年前に自殺した息子さんの件で…」と伝言とともに不気味な雰囲気を残して消えた。

 第1話ではまた、鳥飼と真琴の運命的な出会いが描かれた。両者の背後にいる磯部および御厨ファミリーを巡る〝自殺スキャンダル〟が浮上。そこに切り込んで騒動を起こしそうな波多野を演じたのは、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で浮世絵師の北尾政演にして戯作者・山東京伝を演じている古川雄大だった。

 政演は13日の「べらぼう」で、地本問屋の蔦屋重三郎(横浜流星)の勧めで「みだらなる風俗を描き、市中の風紀を乱した罪」として手鎖五十日の刑に処せられたばかり。戯作者からライターになったのか? X(旧ツイッター)では「フリーライター政演」「なんだか不穏」「そんなキャラじゃないだろ」「大河ドラマ好きとしてうれしい」などと、吉原好きな大河ドラマとは別の顔をした古川の演技を楽しむ投稿がみられた。

「べらぼう」も終盤へ。主要キャストでは喜多川歌麿役の染谷将太がテレビ東京系「シナントロープ」、蔦重盟友の新之助役の井之脇海が日本テレビ系「ぼくたちん家」、その妻ふく役の小野花梨がフジテレビ系「小さい頃は、神様がいて」と、10月期ドラマに続々と参戦している。