7日のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」第7回は、主人公の旧士族の娘トキ(高石あかり)が見合い相手と顔合わせする直前までの様子を放送した。
旧松江藩の武士で、維新後の世になじめないトキの父司之介(岡部たかし)と祖父勘右衛門(小日向文世)ら松野家。司之介は〝士族の商法〟で大借金を背負い、トキは貧困解消のため婿を迎えようとする。友人たちの縁談が次々とまとまり、焦るトキにもようやく、同格の旧士族・中村家の守道(酒井大成)との見合いが訪れた。
松野家縁戚の傳(堤真一)による仲立ちで設けられた見合いの席。父弥七(菰池剛史)とともに洋装で待つ守道の前に、司之介と勘右衛門は何と裃姿で現れた。まげはかねて残したまま。あ然とする中村父子。それでもまげが「立派」だとお世辞を述べると、勘右衛門はあろうことか「跡取りになれば、このようになれるぞ」と言い放って守道をひきつらせた。
明らかに中村父子をドン引きさせた松野父子。時代錯誤に、X(旧ツイッター)でも「まさかの裃姿」「とてもやっていけるとは思えない」「トキに会うまでもなく勝負付いたな」「終わったな」などと視聴者のドン引き感もうかがえる投稿が見られた。
守道を前に「ようこそ松野家へ…って、気が早いですかな」とはしゃぐ司之介のはしゃぎ様はどこかコミカル。司之介はこれまでも、仕事帰りで床に体を横たえるトキとともに〝疲れたアピール合戦〟を繰り広げるなど珍妙な動きをしてきた。
トキもどこか抜けたような言動がみられる。7話では、見合いに緊張しまくり、守道らに茶を運ぶ段になってエスカレート。相手を「狐と貉(むじな)と思えば緊張しない」と助言されると「狐と貉」を繰り返しつぶやき、からくり人形のようにぎこちなく歩いた。ヘマをしでかしそうな予感が満載で、こちらもコミカル。
そんな「ばけばけ」には、Xで「まぬけで脱力するような」「脱力具合が絶妙」といった演技・演出の指摘が。のんびり調の主題歌「笑ったり転んだり」(ハンバートハンバート)にも「脱力して泣いてしまう」などとユルさを感じる視聴者がおり、同作は〝脱力系朝ドラ〟のポジションを固めつつあるようだ。












