ボートレース若松のSG「第71回ボートレースメモリアル」が26日に開幕する。各ボートレース場から推薦されたトップレーサーが激突。残暑厳しい水面でアツいバトルを繰り広げる。今大会、最も注目を集めているのが地元・西山貴浩(38=福岡)だ。ボートレース愛、若松愛は誰にも負けない男が7月の徳山オーシャンカップで悲願のSGタイトルを獲得し、地元SG制覇に挑む。一世一代の大勝負を前に、その〝覚悟〟を明かした。
――地元中の地元、若松でのメモリアルの開幕が迫ってきた
西山 3月のクラシック、8月のメモリアル。年2回、若松でSGをやるということはなかなかないですからね。なんとかモノにしたいというか、ここでモノにしないといかんでしょ。
――気持ちも高まっている
西山 正直なところ勝たにゃいかんというプレッシャーというか重圧をすごく感じています。苦しいです。周りの期待感がすごく伝わってきますし、ボク自身もずっとお世話になってきた地元ですから、なんとしても結果を出して恩返ししなきゃいけないという気持ちはある。他の場のSGは楽しいけど、若松の時はちょっと違う。でも、これは選手をやっているから味わえる感覚でもありますからね。それはすごく幸せだと思うし、選手になって良かったなと思う部分ですね。
――今年はレーサー人生の中でも勝負の1年と話している
西山 若松でクラシックがあることが決まっていて、その後、メモリアルも決まった。年に2つ若松でSGがあるということ、年齢的なことも踏まえて今年が勝負だな、と…。この後はチャンスもだんだん少なくなっていくでしょうしね。
――チャンスが少なくなるというのは…
西山 ボクも今年38歳。40歳に近づいてきたし、下からもどんどん若い選手が出てきています。実際にボクより年下の選手でSG取っている選手も多くなっている。SGで勝つことはもちろんSGに出るチャンスも厳しくなっていく。そういう意味でも今年が勝負だと思っています。
――SGタイトルに対する考え方にも変化が
西山 若い頃は「SGに出ていれば、いつかはチャンスが巡ってくる。そのチャンスをモノにできれば…。とにかく回数を重ねればチャンスはある」と思っていました。でも、今は「何がなんでもという気持ちで取りに行かなきゃ取れないもの。まずは自分がSGを取るんだという強い気持ちで臨まなきゃダメなんだ」と思うようになりました。
――変化のきっかけは
西山 今年のクラシックの後はいろいろ考えましたね。特に予選最終日の3着取りが必要なのに競って4着だったレースの後はめちゃくちゃ考えました
――予選ラストの4日目8R、4号艇で4着。もし3着なら予選トップ通過だった
西山 自分の勝負弱さとか…。もう本当にいろんなことを考えましたよ。でも、あそこでいろいろ考えたことが今につながっていると思う部分もあります。そういう意味では、あの4着も意味があったのかな。
――6月の戸田SGグラチャン後にあらためて「やっぱりSGを取るためには何がなんでも取りに行くという姿勢で行かないと取れない。次のオーシャンカップからそういう気持ちで行きます」と宣言して、そのオーシャンカップでSG初制覇
西山 考え方を変えて一発目で勝っちゃいました。もし若い頃から、この考え方だったらSG20個くらい取れていたかも…(笑い)。
――メモリアル前にSG初V
西山 メモリアルの前にSGを取れたのは大きいですよね。やっぱりSGを取れたという結果、実績があるとないとでは気持ち的にも全然、違いますよね。
――あらためて地元SG制覇への思いを
西山 若松のファン、関係者の皆さんには本当にお世話になってきましたからね。オーシャンカップを勝った時に一番、驚いたのはこんなに周りの人たちが喜んでくれるんだということ。昨年は目標だった若松の周年記念を取ることができました。この時から次の目標は若松でSGを取ること。これしかないと思っていました。勝って皆さんが喜ぶ姿が見たいですね。












