フジテレビは6日、元タレント・中居正広氏の女性トラブルに端を発した問題を検証した番組「検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~」を放送した。経営幹部による〝不適切会合〟も検証された。その中で大多亮元専務が女性アナについて〝上質なキャバ嬢〟と発言していたことが判明。当の大多氏は「記憶にない」としたが、フジ元幹部の〝不適切発言〟はまだまだあるようで――。

 3月31日に公表された第三者委員会の報告書では「全社的にハラスメント被害がまん延」とし、番組出演者などとの良好な関係を築くため、性別・年齢・容姿に着目した会合が開かれてきたと厳しく指摘。番組では、この関連で元社長の港浩一氏や元専務の大多亮氏らが主催していた〝不適切な会合〟を取り上げた。

 港氏の会合に参加した女性社員は「美しいステキな女性がいっぱい集まっていて、これは見た目が重視される会だと思いました」「若手で見た目の良い接待に使える女性だけを集めていて、異常な会」と証言。さらに、〝港会メンバー〟に口外禁止のルールが存在したというが、港氏は「あの…冗談なんですけどね」と言葉少なだった。

 さらに、大多氏の会合に参加した女性アナは「(大多氏が)『女性アナウンサーは上質なキャバ嬢だ。ホステスで売れるアナウンサーが良いアナウンサーだ』というのをいつもおっしゃっていました」と告発。これに大多氏は「記憶にない」としたが「(記憶は)ないですけど、(証言者は)記憶されていると思うので、否定は全くしないです」と語った。

 堂々と〝女性アナは上質なキャバ嬢〟と発言していたことが真実ならばにわかに信じがたいが、フジ元幹部の不適切発言はまだまだ存在していたという。

 その一例が、2023年末に日本テレビを退社したフリーの笹崎里菜アナにまつわる発言だ。

元日本テレビの笹崎里菜アナ
元日本テレビの笹崎里菜アナ

 笹崎アナといえば、過去にクラブホステスのアルバイト経験があったことから一時内定が取り消され、大騒動に。裁判を起こして局と和解し、15年4月に入社した過去を持つ。

 フジ幹部のある会合に参加した経験のある女性局員はこう証言する。

「内定取り消し騒動の渦中、その方は私たちを前に『笹崎さんはかわいそう』『フジならキャバ嬢経験を生かせるのに』『今からフジを受ければいい。絶対に採用するよ』などと上機嫌で話していたのを覚えています。お酒が入っていると言っても、フジのある女性アナウンサーの方をキャバ嬢の資質があると言ったり、日テレをバカにしたような発言もあって、みんなあきれていました」

 第三者委員会の報告書では、港氏の会合を知った番組プロデューサーらが個別に〝港氏会合チーム〟に接触し、接待に参加させていたと記載。フジの接待文化が女性社員たちの負担になっていたことが明らかになっている。

 まさに上層部がハラスメント風土を作り上げていたと言っても、過言ではなさそうだ。