麻雀の世界大会「アース製薬100周年記念 WRC 世界麻雀TOKYO2025」が6日、最終日を迎えた。個人戦の決勝戦が行われ、内川幸太郎(44)が初優勝した。

 世界麻雀は今回の東京大会で4回目。個人戦には30以上の国と地域から256人が参加。内川は僅差でベスト32に残ると決勝戦に進出。Mリーグ・TEAM RAIDEN/雷電所属の黒沢咲、第2回大会(米ラスベガス)優勝者のともたけ雅晴、韓国のユン・ジュンソクとの対戦を制した。

「32位で決勝トーナメントに残った時は今日も試合ができる、素晴らしい舞台で試合ができる、という楽しみが残ったという感じで。本当に楽しんでたんですよ。1試合でも多くやりたいなと無欲な感じでやっていたら、最後優勝になっちゃったみたいな感じです」(内川)

 Mリーグ2024―25シーズンまでKADOKAWAサクラナイツ所属だった内川は、秋開幕予定の25―26シーズンからEX風林火山のメンバーとして戦う。優勝後はさっそく風林火山のポーズで喜んだ。

 内川は「4月から7月の間に僕、人生すごい変わっているんですよね。サクラナイツから風林火山になって世界チャンピオンになって。来シーズン、期待もされると思うのでいい結果を出せるように頑張りたい。世界チャンピオン凱旋ですね。頑張ってやっていきたいと思います」と話した。

 世界王者になる後押しをしてくれたのは、21―22シーズンまでサクラナイツで一緒に戦ってきた大先輩、沢崎誠の「楽しく打って楽しく勝つ」という〝金言〟だった。

「楽しんでやるというのをずっと沢崎さんが仰っているので心にはずっとある。ここ数年、こういう大事な局面で楽しもうという心を出せたのは、Mリーグの最後の日(3月)ぐらいで、ずっと苦しかったですね。やっぱ麻雀楽しいなと、4月から。何の試合をやっても楽しくて。このままずっと楽しい麻雀をお届けできるような路線変更をしようかなと。今までグッと集中している方が能力が出せると思っていた。いい具合に力が抜けて冷静にやれてる、焦ったりがなくなったりしているのかもしれない」

 サクラナイツ契約満了、風林火山からのドラフト指名、そして世界王者――激動の3か月を経た内川は、新しいスタイルと称号を得てMリーグの舞台に帰ってくる。