フランスで13日に開幕した「第78回カンヌ国際映画祭」が、レッドカーペットでのヌードや極端にボリュームのあるドレスの着用を禁止する新たなルールを今回から導入したことで、米女優ハル・ベリー(58)が最初の〝警告〟を受けたことが分かった。

 米紙ワシントン・ポストによると、同映画祭でコンペティション部門の審査員として出席したベリーは同日の記者会見で、レッドカーペット直前になって予定していたドレスが違反対象となり、衣装替えを強いられたと明かした。

 ベリーは、「(インド人デザイナーの)グプタの素敵なドレスを着る予定だったが、トレーン(床につく裾部分)が長過ぎた」と説明。改定ドレスコードに従い、別のドレスを着用したという。

カンヌ映画祭でドレスアップしたハル・ベリー(ロイター)
カンヌ映画祭でドレスアップしたハル・ベリー(ロイター)

 新たなルールの一つであるヌード禁止についてベリーは、「おそらく良いルールだと思う」としたものの、同紙は、ドレスサイズなどについては定義があいまいなことから、「不平等な標的化につながるおそれがある」と指摘した。

 というのも昨年のカンヌでは、レッドカーペットでカメラマンたちに対応していた最中、米歌手で女優のケリー・ローランドやドミニカ共和国の女優マシエル・タベラス、韓国の歌手ユナらが警備員により強制的に退場させられ、対象となったのが全員有色人種の女性だったことが問題になった。