映画会社の東映は、3月28日から5月8日まで、最後の直営館である東京・銀座の丸の内TOEIで開催された「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」が、42日間で動員数が合計1万3783人、興行収入が1993万7000円を記録したと発表した。

 同映画祭は、今年が昭和100年に当たる記念すべき年にちなみ、昭和の時代を彩った名作・ヒット作42本を上映するというもの。東映だけでなく松竹、東宝、KADOKAWA、日活の配給会社の垣根を越え、テレビ局・出版社・制作プロダクションに協力を得て、上映した。

 東映最後の直営館である丸の内TOEIは7月27日をもって閉館することが決まっている。9日からは「さよなら 丸の内TOEI」がスタートしており、閉館日までの80日間、100作品以上の名作上映と各種イベントをもって感謝のグランドフィナーレを飾るという。

 東映の多田憲之会長は「期間中、多くのお客様ご来場いただき、映画を楽しんでいただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。昭和の時代の方々が懐かしくご覧頂いたのはもちろんですが、平成生まれの方々が本当に多くいらしてくださいました。中には広島や神戸、京都や大阪など遠方からわざわざいらして下さったお客様もすくなくありませんでした。鑑賞後には数えきれないほどの感想や励ましのメッセージをいただきました。映画に携わる者としてこれ以上嬉しい事はありません。丸の内TOEIの劇場で様々な年代の方が一堂に会して、昭和の映画に息をのみ、笑い、泣き、興奮するという時間を共有して頂けたこと、この映画祭にかかわった全ての方々に御礼申し上げます。次は7月27日まで東映74年間に配給致しました全作品の中から選りすぐりの100作品以上を上映致します。こちらも是非ご鑑賞ください。これからも東映は時を経ても皆様に愛される映画を製作、提供していきます。引き続きご愛顧の程よろしくお願い致します」とコメントしている。