人気俳優ロバート・デ・ニーロの子供、アイリン・デ・ニーロが「トランスジェンダー女性」であることをカミングアウトした。英サイト「ゼム」が29日、報じた。

 男性として生まれた29歳のアイリンは、同サイトのインタビューで「私の性転換の大きな部分は、黒人女性たちが私に与えた影響でもあると思います。この新しいアイデンティティに踏み出すことで、自分の黒人としての誇りを抱きながら、ある意味、彼らに近づいたような気がします」と彼/彼女の代名詞を使う彼女は説明した。

 デ・ニーロと女優トゥーキー・スミスの娘アイリンは、2024年11月からホルモン療法を開始しており自らを「遅咲き」と表現した。彼女は、他のトランスジェンダー女性が自分たちの経験や成功をシェアしているのを見て、自分も同じことをするのに「まだ遅くない」と気づいたという。

 アーロンという名前で生まれたアイリンは、高校生の時に自分がゲイであることをカミングアウトした時、家族は彼女の「性癖」を受け入れてくれたと語っている。

 だが彼女は、周囲が自分を性転換前と同じ人間として見ているのではないかと恐れ続けている。

 アイリンは自分が「体が大きめの人間」であるという事実にいつも悩まされてきたという。「私は目立っていたし、家族の中にもそんな経験を理解してくれる人は誰もいなかった」と彼女は語った。

「成長するにつれて、何かが過剰だとか何かが足りないとか、いつも言われてきました。体が大きすぎるとか、痩せすぎだとか。黒さが足りないとか、白さが足りないとか。女性的すぎるとか、男性的じゃないとか」とアイリンは続けた。

 アイリンは母親と同じように女優やモデルとしてのキャリアを追求しており「黒人で、クィアで、超スモールサイズではない、自分と同じような少なくとも1人の人にインスピレーションを与えたい」との希望も抱いている。

「もっと多くのトランスジェンダーの女性、もっと多くの黒人女性を見たい。もっと、体格が大きめだったり、極細やヘロイン中毒の型にはまらない女性を見たい」と彼女は語った。

 デ・ニーロは1995年10月、当時の恋人スミスとの間にアイリンと双子の兄弟ジュリアン・ヘンリー・デ・ニーロを設けており、その後に様々な関係から生まれた7人の子供と4人の孫がいる。