日本の子供向け特撮番組「スーパー戦隊シリーズ」をベースにして米国で制作され、大ヒットした「パワーレンジャー」の制作者が、1990年代の放送開始当時、「ステレオタイプを意識しないまま、黒人にブラックレンジャー、アジア人にイエローレンジャーをキャスティングしてしまった」と告白し、「間違いだった」と謝罪した。
1993年に米FOXで「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」として始まった同番組は、ブラックとイエローのほか、レッドやピンクなど6色のパワーレンジャーたちが悪と戦うという設定で、子供たちの間で大人気となった。
先日放送された米チャンネル「インベスティゲイション・ディスカバリー」による新ドキュメンタリーシリーズ「ハリウッド・デーモンズ」の「パワーレンジャーの闇」と題されたエピソードで、当時、脚本責任者だったトニー・オリバー氏がインタビューに応じ、当時を振り返って、「(制作側の)誰も人種のステレオタイプを意識していなかった」と釈明した。
だが、「ある日、アシスタントが会議で(配役のステレオタイプに)気づいた」と説明。当時、人種差別だと指摘する声もあったが、シーズン1はそのままのキャストで放送が続いた。
94年から95年まで放送されたシーズン2では、出演料をめぐりブラックレンジャー役のウォルター・ジョーンズが降板し、代わって韓国系のジョニー・ヨング・ボッシュが同役を演じ、イエローレンジャー役だったベトナム系のサイ・トラングはアフリカ系のキャラン・アシュレイに交代した。
その後、「パワーレンジャー」シリーズは2023年まで続き、現在、新たなシリーズが計画されている。また、プレイステーションやニンテンドーなど、さまざまな機種用にテレビゲームも数多く製作され、人気ソフトとなっている。












