ピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ2025」の決勝戦が8日、都内で行われ、23歳の友田オレが史上最年少優勝を果たし、賞金500万円を手にした。友田は2本とも歌ネタを披露して栄冠に輝いたが、もし中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビの騒動が勃発していなかったら「優勝を決めたネタは披露できなかっただろう」との見方が浮上している。
9人で争うファーストステージで友田は、「演歌歌手・風間和彦が歌う『辛い食べ物節』」という歌ネタを披露。662点を獲得し、2位のハギノリザードマンに7点差を付けて見事1位で通過した。
さらに、この2人に田津原理音を加えた3人で争ったファイナルステージでは、フリップを使いながら「ないないなないなない音頭」という歌を歌い上げるネタを披露。7人の審査員の投票の結果、友田が5票、ハギノリザードマンが2票となり、友田の優勝が決まった。
昨年、早稲田大学を卒業したばかりの友田は、2001年生まれでまだ23歳。これまでの史上最年少記録は、2019年に優勝した霜降り明星・粗品の26歳だったが、それを塗り替える快挙を達成した。
優勝を引き寄せる結果となった「ないないなないなない音頭」について、審査員のバカリズムは「帰りのタクシーで『ないない音頭』を口ずさんじゃいそうですね」。陣内智則も「若き才能に、癖になる中毒性があった」と話した。
このように審査員に絶賛された「ないないなないなない音頭」だが、もし一連のフジテレビの騒動がなかったら「R-1では披露できなかっただろう」との見方が出ている。というのもこの曲には「アサヒ飲料、サントリー、日本コカ・コーラ、伊藤園、ポッカサッポロ、サンガリア」と、飲料メーカーの名前を羅列する歌詞があるためだ。
同大会には昨年「明治プロビオヨーグルトR-1」が冠スポンサーについた。賞レースの名前とヨーグルトの商品名がともに「R-1」ということで、長年熱望されたコラボがようやく実現したものだ。それだけに長く冠スポンサーを務めるものと思われたが、今年は冠スポンサーなしのまま大会は開催され、フジテレビ系で放送された。
これは元タレント・中居正広氏の女性トラブルに端を発した、一連のフジテレビの騒動の影響で続発した〝スポンサー離れ〟の一つだとみられている。
「スポンサーが一斉に離れた理由は、1回目の記者会見が閉鎖的で説明責任を果たしていなかった上に、トラブル発生後の対応も適切とは言えず、ガバナンスに問題があったから」(広告代理店関係者)
R-1を制作するのはフジではなく系列の関西テレビ(カンテレ)だが、同社の大多亮社長は昨年6月までフジテレビに在籍しており、女性の訴えを当時の港浩一社長に報告した人物でもある。
もしフジテレビの騒動がなく、明治プロビオヨーグルトR-1が今年も冠スポンサーを務めていたらどうなっていたのか?
「明治プロビオヨーグルトR-1にとって飲料メーカーは同業他社だからね。『アサヒ飲料、サントリー、日本コカ・コーラ、伊藤園、ポッカサッポロ、サンガリア』なんて歌詞のネタをやるのは不可能だっただろう」(同)
友田が「ないないなないなない音頭」をR-1で披露できたのは、フジテレビの騒動のおかげだったとは何とも皮肉な話と言えそうだ。












