【今週の秘蔵フォト】独特の個性的演技でデビュー当時から「現代的な女優」と評価が高かった黒木華は、2010年に舞台デビューを果たして、翌11年から映画やテレビに進出した。
才能は一気に開花し、第56回ブルーリボン賞(13年度)では「舟を編む」「草原の椅子」「シャニダールの花」で新人賞を獲得。この年はブルーリボン賞のみならず日本アカデミー賞、キネマ旬報ベストテンなど日本の主要映画賞で出演作品が計8つの賞を受賞する大活躍だった。14年1月24日付東京スポーツにはブルーリボン賞授賞式を終えた黒木のインタビューが掲載されている。
もともとは京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)時代に野田秀樹氏や蜷川幸雄氏の舞台を踏んだ本格派で「作品の中で役を生きる女性になりたい。よく“誰かに似ている”と言われるけど、それはどういうふうにもなれるという意味だからうれしい」と自らの女優哲学を語っている。
今後はどんな役でもやると宣言しており「殺人犯でも殺される役でも。関西出身なのに関西弁の役もやってないし、着ぐるみも着てみたい」との仰天発言も飛び出した。濡れ場については「今、いきなり脱げと言われても脱げないけど、その作品に必要ならばごく自然なことです」と堂々言い切った。
このインタビュー掲載直後には「小さいおうち」が公開されたが、この作品で第38回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞。翌15年も「母と暮せば」で第39回日本アカデミー賞で同賞を受賞。2年連続受賞の快挙で一気に日本を代表する女優となった。
16年には「リップヴァンウィンクルの花嫁」で初の「単独主演」を務めてさらに評価を上げた。現在でも若々しさを失わないまま、映画やドラマで円熟味を増した演技を見せている。













