東京映画記者会(東京スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)が選ぶ「第67回ブルーリボン賞」の授賞式が12日、東京・千代田区のイイノホールで開催。「あんのこと」で映画監督の入江悠(45)が監督賞を受賞した。

 同作は少女の杏が母親からのDV、売春強要の末、覚醒剤におぼれるが、刑事や週刊誌記者との出会いで運命を大きく変えていく物語。コロナ禍に実際にあった事件を基にした。

 入江は賞状を受け取るため登壇すると、受賞コメントを考えられなかったと告白。「(待機席の)隣に大沢たかおさんがいらっしゃって、すごい喋りかけてくるんですよ。直前まで喋って…」と、同賞の助演男優賞を受賞した大沢たかおについて語り、会場の笑いを誘った。

 また「毎回映画を作りながら『いつまで自分が続けられるんだろう?』って思っている」と心境を吐露。その上で「子どもの時から見ていた俳優さんに出会えたりとか、そういう風にして、自分がまだ映画を続けていける。そういう気持ちになる。こんなに素晴らしい賞をありがとうございます」と感謝を述べた。