モンスターの〝強肩発動〟に会長の背筋が凍った?
ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王座防衛を果たした井上尚弥(31=大橋)の一夜明け会見が25日、横浜市内の大橋ジムで開かれた。同ジムの大橋秀行会長は、試合後に井上が客席にサイン入りTシャツを投げ込んだ際、肩の脱臼を心配して制止しようとしたことを明かした。
1か月の延期と試合2週間前に相手変更などのトラブルに見舞われながらも、代役挑戦者の金芸俊(キム・イェジュン=韓国)を4回KOで破った井上。試合後は、当初の試合予定が2024年のクリスマスイブだったため、1か月遅れのプレゼントとしてTシャツを投げ込むファンサービスを行った。
井上の右腕から放たれたTシャツは客席のはるか後方まで飛んでいくほど。しかし、この強肩を見て大橋会長は恐怖を感じ、「止めに入ったの知ってます? 肩が外れるんじゃないかと思って」と明かした。
この興行は他にもセミファイナルで予定していたWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)の防衛戦が武居の左肩の負傷で中止となり、代役の代役で用意していたフィリピン人選手も体重超過で来日できなくなるなどトラブルが頻発していたため、「あれだけ嫌なことが続くと、何があるか分からないからね」と不安がよぎったという。
井上はサウジアラビア最大のエンターテイメントイベント「リヤド・シーズン」と約30億円の巨額契約を結び、今後は米国ラスベガス、サウジアラビアなどの海外進出が予定されるボクシング界の至宝であり、その身に何かあれば一大事。大橋会長は「1年間試合できませんとかになったらね。だから、すぐ止めに行った。向こうは冗談と思っていたけど、俺は本気だったよ」と苦笑しながら振り返っていた。












