国際政治学者の三浦瑠麗氏が24日に都内で開催された「民主主義ユースフェスティバル2024」における安全保障がテーマのパネルディスカッションに参加した。昨年、夫の清志被告が業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕・起訴されて以来、メディア露出が減っていたが、関係者も舌を巻くほどの仕切りぶりをみせていた。
真っ赤なコートに身を包んだ三浦氏はファシリテーター(進行役)という立場で登壇。自民党で元外務大臣政務官の黄川田仁志衆院議員、立憲民主党の塩村あやか参院議員、若者代表の高校生、秀島知永子さんにそれぞれ話を振って議論をコントロールしつつ、持論も述べる役割だった。
安全保障議論のハードルの高さや台湾有事、海外支援を巡る問題など多くのテーマについて各参加者と議論した。例えば秀島さんが「以前の平和教育は第二次世界大戦の話がメインだったが、ウクライナ戦争が起きて、現実味があり自分ごとに感じられた」と話すと、三浦氏が「自分ごとになるとはどういうことなんでしょうか」と質問して話を引き出していた。
台湾有事の話題では安倍晋三元首相にも言及。三浦氏は「亡くなられた安倍(晋三)総理が『台湾有事は日本有事』と言ったときに中国側から反発あった。どういう意味があったのか」と黄川田氏に問い、黄川田氏が「台湾は民主主義国家で、その隣国を失うことの意味は大きい」と解説。また、塩村氏は「沖縄、台湾、中国含めて投資を呼び込んで経済圏を作れば、自分が投資したところには攻撃できない」との見解を披露した。
約1時間のパネルディスカッションは滞りなく進行し終了。イベントが若者向けだったこともあり、最後に三浦氏は高齢世代は投票の際に憲法や日米安保を重視するが、若者世代はそうではないと説明し、「価値観の異なる年代の人たちが同じ有権者として違う図を見ながら投票している。世代を超えてもっと話し合ってほしい」と若者に向けて訴えた。
清志被告の逮捕・起訴以来、それまで頻繁に出演していたテレビを始めとしたメディア露出が減っていたが、ブランクを感じさせない仕切りぶり。イベントの主催団体関係者は三浦氏について、「さすが三浦さんはメチャメチャ慣れている。三浦さんはN高の政治部の講師をやっていて高校生との接点もあるから慣れている」と評価した。N高等学校はドワンゴによる通信制の学校で、三浦氏はN高政治部の特別講師を務めていた。
また、登壇者の塩村氏も「X」(旧ツイッター)で「ファシリテーターの三浦瑠麗さんが配慮を全方位にされていて、登壇者全員がマイルドにお話をすることができました」と振り返っていた。
三浦氏にこの日の感想を聞くと「それより内容を書いていただければ」とだけ話した。これだけ高評価なら、いつメディア復帰しても問題なさそうだ。












