現在撮影中のマイケル・ジャクソンの伝記映画が、すでに物議を醸している。製作側は「ありのままに真実を描く」としているが、2019年のドキュメンタリー映画「ネバーランドにさよならを」でマイケルの児童性的虐待疑惑に焦点を当てたダン・リード監督は、この新作を「単なる讃美歌」だと批判している。
米ニュースサイト「TMZ」によると、アントワーン・フークア監督による伝記映画「マイケル」(2025年公開予定)は、マイケル・ジャクソンの才能と人間としての葛藤の両面を取り上げ、その人生を正直に描くとしている。
ところが、その脚本を入手したリード氏は、伝記映画ではマイケルと子供たちとの触れ合いをあえてポジティブに見せるように演出しているとし、マイケルの元弁護士で同作品のプロデューサーを務めるジョン・ブランカ氏の主張が透けて見えると指摘した。
リード氏の「ネバーランドにさよならを」は、子役時代にマイケルから性的虐待を受けたと主張するオーストラリア出身のダンサー、ウェイド・ロブソン(41)と米俳優ジェームズ・ザフェチャック(48)が、マイケルの資産管理団体を訴え、現在も係争中の裁判を中心に追ったドキュメンタリーだ。
米誌「バラエティ」は、「マイケル」のプロデューサー、グレアム・キング氏と脚本を書いたジョン・ローガン氏に接触し、映画の中で児童性的虐待疑惑を盛り込んだことを確認した。というのも、〝世紀の裁判〟とも呼ばれた、少年への性的虐待をめぐる刑事裁判を無視できないことは明白だからだ。
だが、被告となったマイケルは、2005年の判決で全ての訴えに対し、無罪を勝ち取ったため、伝記映画では無実のレンズを通して描かれるという。キング氏は、映画はマイケルの人生を少しも浄化していないと主張し、代わりに〝キング・オブ・ポップ〟と称された人となりを公平に描くと語った。












