落語家・立川志らくが12日、ユーチューブチャンネル「志らく落語チャンネル」を更新し、9日に行われたピン芸日本一決定戦「R-1グランプリ2024」決勝で吉住が披露したネタが炎上したことに言及した。
R-1で吉住は、デモ活動をしている女性が彼氏の家に行き、両親に結婚のあいさつをするというネタを披露。するとSNSでは、「デモ参加者をヤバいヤツと揶揄している」などと批判のコメントが殺到する騒ぎになった。
これに対し志らくは「考えてみると、デモに参加する人は弱者なんです」としたうえで、「弱者を切ってる、バカにしてるからそれが不愉快だと、こう思った人がいるんだけどね、でもね、笑いっていろんなとこに切り込んでいくんですよ」と話した。
続けて「300年の伝統がある古典落語。よく『落語家なんだから権力に食ってかかれ』なんてことを言う人がいるけど、弱者もぶった切るんだよ。そりゃね弱者、子供だとかお年寄りだとか障害のある方、それを笑いにするのはいけない。これは当然ですわね。でも落語は平気でそれやってるんだ。与太郎なんかそうでしょ? バカな子供だもん。それから『心眼』って古典落語の名作があってね。これは盲人ですよ」。
ただ古典落語は「弱者の悲しみも描いている」と志らくは言う。吉住のネタも「まあ風刺ですよ。この程度の風刺をダメだって言われちゃったらね、だんだんだんだん、笑いなんてもっと狭まった笑いになっちゃうし。実際、デモをやっている女性が結婚する場合ってあるわけだよね? そういった方たちの悲しみもちゃんと出てるんだよ。そこら辺が彼女のうまいところ。だから、ただバカにしてるわけではない」と評価した。
結局、準優勝に終わったが、吉住の発想力と演技力を絶賛する志らくは「彼女の場合、数分の持ち時間(が短い)。90分くらい、もしやったなら、すげえもんになりますよ。もしやってたら申し訳ないけど。90分とは言わない。30分でも1時間でもいいや」。
さらに「彼女のすごさっていうのはもしかしたら、デモの話も鑑識の話も、30~40分くらいの一人芝居にしたらねえ、これはもうイッセー尾形の女性版という感じで。そういう可能性を私は感じましたね」と称賛した。











