ピン芸人日本一決定戦「明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024」の決勝戦が9日、東京・台場のフジテレビで行われ、街裏ぴんく(39)が優勝した。ほとんどテレビへの露出はないため、一般的な知名度は低いが、多くの芸人からリスペクトされるほどその実力は知られており、〝優勝は当然〟という雰囲気も。ただ、テレビ慣れしていないため、優勝会見では〝危ない発言〟も飛び出した――。
決勝進出者9人で争ったファーストステージは、1位が475点のルシファー吉岡、2位が471点の街裏、3位が470点の吉住となった。3人で争うファイナルステージは吉住、街裏、ルシファーの順でネタを披露。その結果、5人の審査員の投票で、街裏が3票、吉住が2票となり、街裏の優勝が決まった。
芸歴20年目を迎える街裏は、これまでテレビに出演したのは数えるほどだが、東京のライブシーンではよく知られた存在。多くの芸人からリスペクトを集めていた。
過去にはTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」で、2017年に行われた「第2回地下芸人まつり」で優勝。またR-1が出場資格を芸歴10年以内に制限したことに伴って生まれた、芸歴11年以上のピン芸人による賞レース「Be-1グランプリ2022」で優勝した実績もある。それだけに一般的には無名でも、芸人やお笑い関係者の間では「優勝は当然」という雰囲気も流れている。
街裏自身も優勝した直後、「R-1に夢はあるんですよ~」と喜びを爆発させたが、テレビなど表舞台に慣れていないせいか、優勝会見は関係者をヒヤヒヤさせる〝危ない発言〟が目立った。
今大会では、優勝者に賞金500万円のほか、副賞として6月23日に優勝者特番が放送されることも決定した。そのため会見では「特番で共演したい人は?」との質問が飛んだ。
すると街裏は「え~、ちょっと待ってくださいね…、いっぱいいるんですけど…、ちょっと待ってください」と、なぜかなかなか個人名を挙げなかった。そこで司会者が「いまパッと浮かんだ方を」と聞くと、街裏は「えっと~、言ってはよくないかなと思ったからです」と言いよどんだ理由を明かした上で、観念したように「ダウンタウンさんです」と明かした。
周知の通りダウンタウンの松本人志は、週刊文春に報じられた女性トラブルに関する裁判に専念するため、芸能活動を休止している。6月の特番にはどうやっても出られそうにないが、街裏は名前を挙げてしまった。
それだけではない。会見では、これよりもっとヒヤヒヤさせる発言があった。優勝者の副賞には特番だけでなく、冠スポンサーとなった「明治プロビオヨーグルトR-1」1年分と広告出演権も与えられる。これは同じ〝R-1〟という名前ということで、長年スポンサードが期待され、ようやく実現したコラボだという。
そこで「どんなCMにしたい?」との質問が飛ぶと、街裏は「さっき芸人の先輩、全然出てこなかったけど、これはパッと出てきました! カルピスです」と、まさかの〝同業他社〟の会社名を挙げてしまった。
街裏はさらに「砂浜でビーチフラッグするみたいなやつで、ク~(と飲む)みたいなやつ。あれをやりたいです。許されるなら、さわやかな感じで」と続けた。
街裏はもちろん「カルピスのようなさわやかな感じで」という意味で言ったのだろうが、冠スポンサーの同業他社の名前を言うのは〝ご法度〟。まだテレビ慣れしていないからこそ生まれた〝珍事〟と言えそうだ。












