日本を代表するハードロックバンドBOWWOWのギタリスト山本恭司が1998年にBOWWOWを再結成した際の恩人に25年ぶりに再会し、再結成秘話を語った。

 BOWWOWは1976年に結成。1983年にオリジナルメンバーでギター&ボーカルの斉藤光浩が脱退した。

 1990年代、山本がソロアルバム等を作っていた頃、プロダクション社長の藤原靖弘氏がプレステのゲーム「R(アール)」の楽曲を山本に依頼。このゲームには山本もキャラクターとして登場した。

「藤原さんが、サウンドプロデュースなど制作にたずさわっていた光浩と僕をつないでくれたんです。藤原さんの『再結成したら良いじゃないですか?』との言葉から、あれよあれよという間に『赤坂ブリッツおさえたので』『レコード会社決めました』なんて、本当に突っ走る人だったんで。強気で強引に巻き込むような力を持った人が一人いると実現しそうもないことも実現していくのです」と語る。

 さらに山本は「今でも光浩と活動し、今年も7月スウェーデンのロックフェスに招聘されたんです。本当にありがたいです。あの時の藤原さんとの出会いがなかったら、今の活動はなかったかもしれない。僕は恩を感じています」と言う。

 藤原氏は昨年からアクリル製ギターディスプレーケースの事業を展開。その仕事上で藤原氏と山本が25年ぶりに再会することになった。山本は自身の貴重なギターを持参して、カタログ撮影に臨んだ。

 山本は「今までの人生でライブで1回、1曲弾いただけのギターを持ってきました。漆塗りの世界では有名な宮大工の方が、あるライブで僕のことを知ってファンになり、数年がかりで漆加工をしてくださいました。あまりにも貴重なので、このケースは最適だと思いました。デザインが手書きで金箔押し。お宝ですよ。50本以上ギターは持っていますが、このギターは、弾くと傷つきそうで。漆は強いんですけどね。今日は持ってきていないけど、ファンの方が竹で作ってくれたギターもあります。ケースに入れたら、特別感が増してカッコ良い。ギターを酒のつまみにして飲むのに、最高じゃないですか」と話している。