乃木坂46の元メンバーで女優の市來玲奈(22)が17日、都内で行われた主演映画「9~ナイン~」の初日舞台あいさつに登壇した。

 現在、市來は早稲田大学4年生で、今年4月から日本テレビのアナウンサーになる予定だ。「一番行きたかった日本テレビに就職が決まっています。アナウンサーは小学校からの夢だったので、内定を頂いた時は本当に信じられなかったけど、すごく幸せです」と笑顔を見せた。

 アナウンサーへの決意については「第2の人生といえるような大きな挑戦になるので、日本テレビの偉大な先輩方の背中を追って、いつかエースになれるくらいの実力をつけていけたらと思います。一つひとつ、仕事にも真面目に取り組んでいきたいです」と話した。

 今回の主演映画が芸能活動での最後の作品となる。役作りのためにボクシングを始める、売れない舞台女優という役どころ。実際にボクシングも体験し、共演陣を前に「大変な撮影だったんですが、皆さんがすごく支えてくださって。私がご飯を食べられなかった時は、お菓子を下さったり。皆さんがいなかったら撮影が終われなかったと思うぐらい」と涙ながらに感謝を口にした。

 また「アナウンサーとして乃木坂46のメンバーと共演したいか」と聞かれると、目を輝かせて「はい」と即答。「乃木坂の同期メンバーが卒業していく中で、巡り会ったメンバーがそれぞれの道を歩んでいくのが刺激になっています」と告白した。

 さらに、先月末に卒業を発表した同じ1期生で、今でも仲が良い生駒里奈(22)の存在を挙げ「生駒の卒業発表はとても刺激になって、彼女の決断が私の背中をさらに押してくれた。私が卒業する時に背中を押してくれたメンバーと、いつか共演できたら。それが一つの夢です」と言葉に力を込めた。