ボクシングイベント「LIVE BOXING 6」(23日、エディオンアリーナ大阪)で、WBA・WBCライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(32=BMB)がWBA同級1位・WBC同級2位カルロス・カニサレス(30=ベネズエラ)に判定2―0で勝利し王座を防衛した。

 試合は開始早々、壮絶な打ち合いになった。両雄前に出ながら積極的に拳を出し、拳四朗は2ラウンド(R)に右のカウンターをヒットさせて最初のダウンを奪う。ところが3Rにはカニサレスの右のカウンターをくらいダウンを喫するまさかの事態。それでも2人はさらにパンチを繰り出した。

カニサレス(左)を攻める寺地拳四朗
カニサレス(左)を攻める寺地拳四朗

 中盤以降、拳四朗はボディーをヒットさせながら徐々にペースをつかみ始める。7Rには強烈な左ボディーで相手の動きが鈍くなるなど追い込んだ。だが相手のカニサレスからもパンチを返される。11R以降は足を使って相手を翻ろう。結果は判定に委ねられ、ジャッジの1人がドローをつける2―0で辛勝した。

 打ち合いを制した拳四朗は「カニサレス選手めちゃくちゃ強くて、必死の一言で…。その分反省点がたくさん見つかったので、加藤(健太トレーナー)さんと相談して、より強くなろうと思います」と安どの表情。最終2Rで見せた〝スタイルチェンジ〟を「接近戦を続けると僕が不利かと思って。昔の遠い距離でさばくのに必死で自分のボクシングをさせてもらえなくて悔しいですね。でもホッとしています」と話した。

 今後については「(階級を上げるか統一戦か)どこの道に行くかまだ分からないですけど、これじゃあまだまだダメだと思うので。倒せる、しっかり勝てるボクシングを仕上げて(いきたい)」と意欲。さらに「このベルトのありがたみが、当たり前じゃないって気付いたのでより大事にしたいなって思ったので、次また応援、よろしくお願いします」と呼びかけた。