漫画家の倉田真由美氏が20日、お笑いコンビ「マッハスピード豪速球」のさかまき、介護士の畑江ちか子氏ともに「認知症介護本発売記念トーク&サイン会」を都内で行った。

 さかまきが原作、倉田氏が作画を担当する介護コミック「お尻ふきます!!」(KADOKAWA、1430円)は今月11日に発売。また畑江氏が昨年11月に発売したノンフィクション「気がつけば認知症介護の沼にいた。」(古書みつけ、1650円)の帯を倉田氏が書いた縁がある。ともに介護をテーマにした本ということで、今回のイベントを実現した。

 倉田氏の夫である映画プロデューサーの叶井俊太郎氏は末期のすい臓がんで余命宣告を受けている。

「告知されて1年7か月たつんですけど、告知された時は『何も標準治療しなければ、短ければ半年、長くて1年』と言われたんです」

 告知された期間を7か月過ぎたわけだが、現在の病状については「腹水がちょっと先月半ばくらいから始まってしまって、しんどくはなってきてるんですけど。でもまだ会社に行くし、今日もどっか行くって言ってたし、明日は娘と髪切りに行くし。自転車で。3駅くらい先のところを自転車で行くし。キツイって言いながらも、まだそういう感じで」と明かした。

 この日は介護の現場で働く2人とのイベントとなったが、「自分も介護とまでは行ってないけど、そうやって弱った夫の世話をするようになって、毎日マッサージしたりしてるし。家事とか基本する人だったのもできなくなってきて。そんなことに直面してくると、初めて出会う自分の感情ってあるんですよ。自分の感情がこんなふうに動くのかってビックリするようなことがあって」。

 さらに「考えすぎても意味ないですが、何かあった時にどんな選択だって、自分がいいと思ったことは自信を持ってしましょう」と訴えた。