元お笑い芸人のエスパー伊東(伊東万寿男=いとう・ますお)さんが16日に死去していたことが分かった。63歳だった。所属事務所社長で身元引受人でもあるお笑い芸人・ビトタケシ(60)が17日未明に認めた。
伊東さんの訃報は16日に親交のあったタレントや共演歴のあるお笑い芸人がSNSに投稿して拡散。一部メディアも既成事実として報じていた。そんな中、この6年近く世話をしてきた40数年来の友人でもあるビトタケシが取材に応じた。
「16日に亡くなられたのは事実です。ただ、死亡診断書など確認していないこともあるので、詳しい内容は後日あらためて報告させていただきます。書類が手元にまだ来ていないので、死因などもまだ分かりません」
伊東さんは1991年、フジテレビ系「27時間テレビ」で「エスパー伊東」と名付けられたのを機にバラエティー進出。「投稿!特ホウ王国」(日本テレビ系)、「めちゃ×2 イケてるッ!」(フジ系)で活躍した。
営業道具一式を詰めた重いカバンを持ち、全国行脚。ボストンバッグに体を入れる持ち芸でも股関節を酷使し、2018年3月には「右変形股関節症」と診断された。翌19年2月には人工股関節を入れる手術を受けた。
その後はリハビリや入院、転院を繰り返し、脳梗塞も発症。翌20年2月に出演したテレビ番組では、収入が途絶え、生活保護を受けていると明かしていた。21年初めから老人ホームに入所していたと分かったのは翌年2月。当時ビトは、伊東さんの状態についてこう話していた。
「今は認知症で半分寝たきり状態。人の手を借りなければ食べられず、会話も『はい』『いいえ』ぐらいで、本人もほぼ分からないようだ。コロナで外には出られず、人とも会えず、認知症が進行しているようだ」
ただ老人ホームでは大好きな酒を断ち、健康的な生活を送っていた。コロナ感染を含め「他の病気になったというのも特にない。いま生命に関わる状態というわけではない」と、当時ビトは明かしていた。












