川口オートの「スーパースターフェスタ2023 SG第38回スーパースター王座決定戦/スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」は30日にトライアル4戦目を終了し、31日の12Rで行われるSS王座決定戦のメンバーが確定した。青山周平が予選トップ通過で、鈴木圭一郎(29=浜松)は2位での通過となった。

「ケイイチロー、お疲れ~」

 11Rの激闘を終えた鈴木圭一郎(29=浜松)のロッカーで待ち受けていた浜松勢が次々と労をねぎらうが、そこに笑顔はない。時折、引きつりながら頬が緩んでしまって出てくるのは苦笑いだけだ。

 4日間を終えて1、2、4、5着。とても納得のいくレース内容ではない。2位通過とはいえ、青山とともにV候補両雄として恐れられたスピードは陰を潜めている。

「クランクを戻してセットをやったけど、変化がない。いい時にはほど遠い…。手前が出てないのでスタートにも影響してしまうんですよね」

 レース後のトーンは一向に上がってこなかったが、大舞台で最終日に一変させた〝実績〟はある。レース後、すぐに整備に着手して新品ヘッドに交換。今節はSのキレがイマイチだけに「追えるエンジンを求めていきます」と追い込み勝負と腹は決まっている。 

 公開枠番選択で8人の中でただ1人〝枠なり〟に異を唱え、3枠を選んだのも4日間の嫌な流れを変えたいとの思いが見て取れる。3枠は「イメージがいい」と昨年と同じ赤の勝負服をつかんだ。

 近況8年間の賞金王は青山が2015年、19~21年と4回。鈴木が16~18年、22年とそれぞれ4回ずつ獲得している。鈴木が勝てば青山を逆転して、5回目の賞金王に輝く算段だ。

 オートファンにとって年越しに欠かせない儀式は「そば」ではなく「SS王座決定戦」の余韻。

 直近10年で3連単万車券決着は4回。7年前は鈴木が勝って28万、4年前は青山が制して5万円超、そして昨年は再び鈴木が勝って8万円超と意外なことに大みそかは荒れて終幕することが多いのだ。

 3連単は穴男「3」鈴木の頭固定で人気薄を厚めに買う。オート仲間と「良いお年を」と歓喜のあいさつを交わして新年を迎えたい。