近年飛躍的に登録者数を伸ばしている、カメラ系ユーチューバー・ふぁらお氏(本名非公表)が注目を集めている。高い分析力や言語化力で多くの人を引きつけ、今年9月に開設した有料オンラインサロンはたった2日間で会員数1000人を突破。なぜ同氏の写真はバズることができるのか――。

――どんな活動を

 ふぁらお 各種SNSへのコンテンツ投稿、ユーチューバー、写真家、オンラインサロンの運営。大きく分けるとこの4つですね。一般的にカメラマンは撮影した写真を納品してお金をいただく。その点、僕のようなマネタイズの形は新しい。なのでプロのカメラマンの方から相談を受けることもあります。

 ――最も稼げているのは

 ふぁらお 今はオンラインサロンが熱いですね。50~100人ぐらいの少人数でやろうと考えていたら、始めて2日で1000人突破しましたから(12月4日現在1036人)。月額3000円なので途端に月収が跳ね上がりました。

 ――そもそもカメラを始めたきっかけは

 ふぁらお 5年前、写真家の別所隆弘さんが撮影した、夜景と絡めた飛行機の写真がSNSで目に留まったんです。これがめちゃくちゃバズっていた。その美しさもさることながら、何百万ものインプレッションに驚かされて。1枚の作品にこんなに多くの人を動かす力があるんだと感動して。その足でカメラを買いに行きました。

巨大なカメラを持つふぁらお氏
巨大なカメラを持つふぁらお氏

 ――それまでカメラの経験は

 ふぁらお まったくありません。3~4年でバズる写真を撮れるようになりました。

 ――写真の上達方法

 ふぁらお 写真の美しさを徹底的に言語化していくことですね。

 ――言語化?

 ふぁらお 例えば、ある1枚の写真を「キレイ」と思ったとします。なぜキレイだと思ったのか? 構図だ、と。なぜ構図がキレイなのか? そうやって「なぜ」を徹底的に繰り返す。自分の過去経験や生い立ちなども含めて分析して言語化すると、キレイな写真というものが理解でき、再現性が生まれるんです。

 ――バズらせるコツ

 ふぁらお 大きく分けて2つあります。一つは自己ブランドを確立すること。キレイな写真を投稿するアカウントはゴマンとある。そこで肝となるのがブランディングです。僕の場合、「キレイな写真+エンタメ性(ユーチューブ)」を組み合わせた。そうすると「ふぁらおの写真なら見てみよう」というフックになる。

 ――もう一つは

 ふぁらお フォロワーが求めるものを価値をつけて提供すること。僕が使っているカメラのレンズは200万円もする。動物の毛を一本一本とんでもなく繊細に写すことができるんです。そんな世界の写真をフォロワーは見たことがない。その新規性と、キレイさという共感性で一気にバズリました。

 ――「200万円のレンズ」がパワーワードだ

 ふぁらお 写真家というよりマーケターですね(笑い)。それを実現する方法としてカメラがある。

 ――今後の展望は

 ふぁらお 写真は好きですが、写真というカテゴリーに固執せず、これまで培ってきたノウハウをいろいろな分野で横展開したいですね。例えばお金を稼ぎたい人たちを集めて、有益な情報を交換し合える場をつくったり、どんどん広げていきたいです。

渡辺ありさの取材に応じるふぁらお氏
渡辺ありさの取材に応じるふぁらお氏

(インタビュアー・渡辺ありさ)

☆ふぁらお 本名・年齢等非公表。東京を中心に活動するカメラ系ユーチューバー。写真撮影のほか、ユーチューブ「ふぁらおチャンネル」、オンラインサロン「ふぁらおキングダム」などを運営。