女優の南野陽子(56)の夫で、団体職員の金田充史容疑者(52)が21日、業務上横領容疑で静岡県警に逮捕された。南野にとってはとんだ迷惑――ではなく、むしろトラブル続きの〝不肖の夫〟との離婚を周囲から勧められてもかばい続けていたという。刑事事件に発展したことで、自身の仕事への影響は避けられそうにない。

 逮捕されたのは南野の夫の金田容疑者、特別養護老人ホームなどを運営する静岡市の社会福祉法人前理事長の迫丸卓哉容疑者(43)だ。

 捜査関係者によると、2人は共謀して昨年10月、迫丸容疑者が当時理事長だった同法人の口座から1500万円を金田容疑者が関係する別の会社の口座に移したなどとして、業務上横領の疑いが持たれている。この日の朝、警察は金田容疑者と南野が住む都内のマンションを家宅捜索した。

 南野は20年以上所属した大手芸能事務所を昨年末、退所し独立。現在は個人事務所で活動をしている。

 今回の事件について、南野と仕事をともにした経験があるテレビ局関係者や芸能プロ関係者らは「夫のトラブルぶりを見れば、予想されたことではある」と口を揃える。

左手薬指の結婚指輪を見せる南野陽子(2011年)
左手薬指の結婚指輪を見せる南野陽子(2011年)

 2人は2011年に結婚したが、15年に金田容疑者は不倫相手の出産などで裁判ざたになったことが発覚。18年には当時、事務局長を務めた医療法人から9000万円を横領したとして、業務上横領で告訴状が提出されたと報じられた。同年には東京・銀座のクリニックの従業員に暴力を振るったとして傷害容疑で書類送検されたと伝えられた。21年には代表を務める医療法人で、給与未払いなどがあった。オンナ、カネ、暴力――金田容疑者は「不肖の夫」「トラブルメーカー」と称された。

「金田容疑者はいつも〝南野陽子の夫〟と吹聴していた。南野さんの当時の事務所は彼女のイメージ悪化を避けるために離婚を勧めたこともあったが、南野さんは一貫して夫をかばい続けた。事務所スタッフが周囲に金田容疑者の素行に『本当に困っているんです』とこぼすのも珍しくなかった」(芸能プロ関係者)

 昨年末で事務所から独立するに至った背景も、やはり夫の影響が大きかったという。テレビ局関係者の話。

「事務所としても、トラブル続きの夫がいるので、南野さんに出演オファーがきてもためらってしまう。にもかかわらず、南野さんは『もっと仕事がしたい』と懇意にしている別の大手事務所スタッフに自ら売り込んだこともあった。そうした背景もあり、話し合いの末に南野さんは昨年末の独立に至ったとか」

逮捕しちゃうぞ!ドラマロケで警官になった南野陽子
逮捕しちゃうぞ!ドラマロケで警官になった南野陽子

 女優としてNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(18年)、TBS系「半沢直樹」(20年)、日本テレビ系「ネメシス」(21年)など人気ドラマに出演していたが、独立した今年は9月から放送中のテレビ朝日系「仮面ライダーガッチャード」に主人公のライダーの母親役で出演するぐらいだ。夫のトラブルリスクを懸念され、出演オファーは減っていたという。

「これまでは夫がトラブルを報道されても、南野さんは事務所からフォローされたが、もう後ろ盾はない。夫が逮捕されたことで、新規オファーはますますしづらい状況です」(同)

 何度も夫をかばってきた南野は今、何を思うか――。