31日のハロウィンを前に東京・渋谷が早くも厳戒態勢に突入した。27日午後6時から渋谷駅周辺での路上飲酒が禁止となり、28日からハチ公像の前に安全対策のため仮の囲いを設置し〝封鎖〟する。渋谷区はハロウィン目的で訪れないように呼び掛ける横断幕を駅前に設置するなど異例の措置を取っている。そんな状況にアイドルグループ「仮面女子」元メンバーで渋谷区議会議員の橋本ゆき氏(30)が改めて渋谷ハロウィンの現状について語った。
渋谷ハロウィンは年々、迷惑行為やトラブルが増加。2018年には参加者らが軽トラックを横転させ、逮捕者が出る騒ぎとなった。コロナ禍で参加者が減っていたものの、今年は新型コロナウイルスが5類に移行してから初のハロウィンを迎える。海外からの観光客に加え、最近では路上飲酒なども問題視されている。
これらを受け、渋谷区の長谷部健区長が「ハロウィン期間中に渋谷に来ないでほしい」と異例の呼びかけをする事態となった。駅前には「渋谷はハロウィンイベントの会場ではありません」という横断幕を設置。それに賛同する形で「バーガーキング 渋谷センター街店」(ビーケージャパンホールディングス)が27日、「今年のバーガーキングはハロウィンイベントの会場ではありません」と告知し、31日に臨時休業することを決定した。
担当者は臨時休業に至った経緯について取材に対し「お客様の安全・スタッフの安全を確保するため」と回答。臨時休業することによる売り上げの損失については「申し訳ございません。非公開となっております」としたが、売り上げ以上のメリットを見込んでの判断と思われる。
また周辺の店舗でも時短営業、ハロウィンに伴う交通規制のため郵便ポストの郵便物取集を休止するなど各方面に影響が出ている。
こうした状況にかねて問題意識を持っているのが橋本氏だ。バーガーキングが臨時休業することについて「こういうメッセージを出すことは理解できます」とし、「私自身の考えとして国際的に見ても『街に来ないでください』というメッセージを出すことはなかなかないと思う。渋谷区としても苦渋の決断だと思います」と理解を示した。
その一方で「『来ないでください』と言っても来る人は来る。行政のメッセージにどれほどの効力があるのかという部分もある」と疑問視もする。
毎年、ハロウィンの様子を視察している橋本氏は「仮に渋谷に来たとしても楽しくない」とこう指摘する。
「警備が厳しく、立ち止まることもできない。目的もなく同じ所をグルグル回ってる感じ。以前は野次馬的に何か起きるとハプニングを期待して来ていたと思うんですけど、面白いことは何もないと思います」
それらを踏まえた上で今後は「代々木公園やライブハウスと連携して、行く場所を作ってあげることが大切。目的と時間帯の分散を図りながらハロウィンをマネジメントしていくことに舵を切ったほうがいいと思います」と提言する。
一部では有料制の案もあるが「街に入るのにお金がかかるというのは難しいと思う。周遊型のイベントとしてチケット的なものを発行するとか、今後はそういうことを考えていかないといけない」と話した。












