大みそか「第74回NHK紅白歌合戦」の出演者をめぐり、さまざまな情報が飛び交っている。

 動向が注目されているのが、故ジャニー喜多川氏による性加害問題に揺れるジャニーズ勢だ。

 NHKは9月27日の定例会見で、被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されていることが確認されるまで、ジャニーズタレントの新規起用は控えると表明。ここ数年、紅白にはジャニーズ所属のグループが5~6組ほど出演してきたが、44年ぶりに出場ゼロの可能性も出てきている。

 ジャニーズ事務所は17日付で「SMILE―UP.」に社名変更し、11月から補償を開始する。紅白の出場者発表は例年、11月上旬~中旬ごろ。タイトなスケジュールながら、NHKが補償などの状況を確認した上で、ジャニーズ勢に声を掛けることも考えられるが、いずれにせよ、出場アーティストが激減するのは間違いない。

 そうなると頼みはやはりK―POP勢だ。今年の紅白のテーマは「ボーダレス―超えてつながる大みそか―」で、コロナ禍が明けて取り戻しつつある海外との交流を意識している。昨年、K―POPの女性グループ「LE SSERAFIM」や「IVE」「TWICE」が出場したが、いずれも女性グループで、日本人メンバーが在籍していた。

 今年は〝ボーダーレス〟ということで、日本人所属にこだわらず人選する意向。その中で有力視されているのが、日本人がいない男性13人組グループ「SEVENTEEN」。NHK関係者によれば「白組枠としてジャニーズに代わる存在として出場するといわれている」という。

男性13人グループ「SEVENTEEN」
男性13人グループ「SEVENTEEN」

 SEVENTEENは、10日に開かれた韓国最大級の音楽授賞式「2023 THE FACT MUSIC AWARDS」で、初の大賞を受賞。第1回の2018年から大賞を5連覇していた韓国を代表するBTSに続く人気グループに成長中だ。

 もちろん日本でも大人気。〝NHKへの貢献度〟が重視される紅白で、9月放送の同局音楽番組「NHK MUSIC EXPO 2023」にも出演を果たしている。

 さらに、同グループが紅白に初出演すれば、SMAPファンを歓喜させそうだという。

 1月に元SMAPで「新しい地図」の香取慎吾とコラボした楽曲「BETTING」が話題を集めた。同曲は、草彅剛主演の「罠の戦争」(フジテレビ系)の主題歌に抜てきされ、香取も今年はソロ歌手として全国ツアーを行うなど、精力的に活動している。音楽関係者の話。

「国を超えたコラボ曲は〝ボーダーレス〟とのテーマに合致し、香取がこの曲で紅白復帰をかなえる可能性もある。NHKにとっても、ジャニーズへの忖度がなくなったことをアピールできる機会になる」

 もともと稲垣吾郎も加えた「新しい地図」として、NHK Eテレ「ワルイコあつまれ」にレギュラー出演中。他の同局番組にも定期的に出演しており、NHKへの貢献度という点でも十分だ。

 ジャニーズ勢が激減しても、多くの視聴者を楽しませてくれそうだ。