〝バカサバイバー〟こと青木真也(40)が、無念の一本負けを喫した。

 格闘技イベント「ONE FIGHT NIGHT 15」(7日、タイ・ルンピニースタジアム)ではグラップリングマッチで米国のマイキー・ムスメシ(27)と対戦。「ムンジアル」と呼ばれる世界柔術選手権4連覇の実績を誇り、ONEのフライ級サブミッション・グラップリング世界王座を保持する軽量級世界一のグラップラー相手に、厳しい戦いを強いられた。

 試合前は握手の後にムスメシが両手を合わせて謝罪。9月下旬にムスメシがタイの屋台でスイカを食べた際に食あたりを起こし、一度は試合が中止になりかけただけでなく、前日計量では2度も失敗したからだ。

敗れた青木真也(右)はマイキー・ムスメシをたたえた(C) ONE Championship
敗れた青木真也(右)はマイキー・ムスメシをたたえた(C) ONE Championship

 試合では寝ころんだ状態のムスメシの誘いに青木が応じたが、1分後に仕掛けてきた。両脚で胴体をロックされた直後、右脚にヒールホールドを決められた。これを落ち着いて防御したが、ここから青木が開発したアオキロック(変型アキレス腱固め)に移行され、〝本家〟は3分5秒でタップ。悔しげな表情の中にも笑みを浮かべ、ムスメシをたたえた。

 これで、昨年3月からONEマットでは4連敗。試合後は「船木誠勝のほうが強かったなと」と感想を述べると、今後については「このリーグで厳しくなってきていることは、自分自身わかっていますから。近い将来、ONEで最後の試合をするということは考えていかなきゃいけないし、その相手を誰にするかというのは自分の中で決まっていますので」と語った。

 ただし「もうちょっとここで頑張ってやりたいなと。選手をやめることはないですから。ONEのトップリーグで戦えなくなるという未来はあると思います」と付け足し、改めて現役を続行することを強調した。