格闘技イベント「RIZIN.44」(24日、さいたまスーパーアリーナ)で、ベテランの金原正徳(40)が前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(33)に有言実行の完勝を収めた。

 試合は1ラウンド(R)から互いの意地がぶつかる。序盤、金原が鋭い打撃をヒットさせるも、クレベルから払い腰でテークダウンされる。そこからギロチンチョークを狙われたが、金原は巧みに脱出して上からパウンドを落とした。

 2R以降は金原がペースをつかんだ。中盤にはタックルを仕掛けてテークダウンし、自らグラウンドの攻防に誘い込む。一度はクローズドガードに捕らえられたが、巧みに片足を抜いてハーフガード。そこから肩固めの体勢で捕らえて一本を狙い、そのままこのラウンドを終えた。

 最終3Rもクレベルに攻めを許さない。今度は片足タックルで再び自らグラウンドに誘い込むと、上と足を取り合って回転しながらバックテークを狙う。そのままクレベルの上を取ると、パウンドを落とし続け、試合終了のゴングを聞いた。

 文句なしの判定勝ちに金原は「みんなやったよ!」と絶叫。さらに「長いことやればいいこともあります。今年で20周年です。決まってから寝られず、つらい日々がありました。それでも信じてくれる仲間がいて、自分自身も信じることで勝利をつかむことができました。応援、ありがとうございました」と感謝の言葉。

 さらに「ABEMA PPV」で生中継されていた放送席に座っていた鈴木千裕に「千裕、勝って来いよ。やろうな!」と呼びかける。11月4日のアゼルバイジャン・バクー大会でヴガール・ケラモフのRIZINフェザー級王者に挑戦する鈴木も大きくうなずき、王座戦での対決を誓い合った。

 最後には自らのセコンドについていた盟友の所英男をリングに呼び込む。そして「RIZIN LANDMARK 6」(10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)でアラン〝ヒロ〟ヤマニハ(ブラジル)と対戦する所について「ちょっと弱い男で、心も全て弱いので少しずつ力を分けて分け合って、応援お願いします」と観客に呼びかける。これに所は「金原さんに続きます!」と宣言した。