タレントの中居正広が9日放送のテレビ朝日系ニュース情報番組「中居正広のキャスターな会」で、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を〝完全スルー〟した。これにはキャスターとしての資質を問う声が上がっている。

 ジャニーズ事務所は7日に記者会見を開き、ジャニー氏の性加害を認め、謝罪。藤島ジュリー景子氏が社長を辞任し、「少年隊」東山紀之が新社長に就任することを発表した。

 間違いなく直近で一番のトピックだ。しかも中居は1987年にジャニーズ事務所に入所。国民的アイドルグループ「SMAP」のリーダーとして、2020年3月年まで同事務所に在籍していた。現在は個人事務所「株式会社のんびりなかい」の社長を務めている。

 しかし、この日の放送は「外国人の新定番」「夏よりも秋に要注意!9月に気をつけたい食中毒」などを取り上げ、性加害問題は完全スルーを貫いた。中居は問題が浮上した今春以降、ひと言もジャニーズの性加害問題に触れていないが、今回もその姿勢を貫いた。

「あくまで自身は『元ジャニーズ』という立ち位置なのでしょう。下手に話して、前事務所に迷惑をかけるようなことはしたくないのでは」(テレビ関係者)

 とはいえ、中居はジャニー氏を「芸能界の父」と仰ぎ、ことあるごとにエピソードを披露してきた。ジャニー氏が2019年6月に倒れ、都内病院に救急搬送された時もイの一番に駆けつけ、そこから3週間にわたり看病を続けた。

 19年7月にジャニー氏が他界した際には、滝沢秀明氏に「骨をかっぱらってきてくれ」とお願いし、骨の入った小瓶を20年2月の退所会見で報道陣に披露したこともあった。

〝特別な関係〟だっただけに、故人をなじりたくない気持ちはわかるが、ネット上では疑問の声が噴出している。

「これだけ所属タレントが矢面に立たされているのに、事務所を辞めたからって無関係ということはないと思う」

「中居さんに限っては話さなきゃいけないと思う。なぜならば、恩師だからということで少量とはいえ遺骨を持ち帰っている」

「事務所を辞めてるからノーコメントは、世間にもファンにも失礼だと思います。コメントを発してほしいです」

 なかには「時事ネタを扱う番組をやっててこんなにも注目されている問題を取り上げない番組はもはや違和感しかない」と、中居のキャスターとしての資質を問う声も上がっている。