俳優の市村正親(74)が5日、都内で行われた「ミューカル『生きる』囲み取材&ゲネプロ」に俳優の鹿賀丈史(72)、演出家の宮本亞門(65)とともに出席した。
今作は、黒澤明監督が1952年に発表した映画「生きる」を原作に2018年に誕生した日本発のオリジナルミュージカルだ。
主人公の渡辺勘治をダブルキャストにて務める市村と鹿賀。市村は、鹿賀について「丈史はね、理想の上司って感じしますよね。市民課の課長というよりは、市民課の重役みたいな雰囲気があって、課長じゃないなと」と勘治の役職に似合わぬ迫力があると評価した。
すると鹿賀は、「それじゃミスキャストみたいな言い方じゃん」とツッコミ。市村は否定せず、「ミスキャストですよ。僕はほんとに課長って感じで、いい感じだと思います」と続け笑いを誘った。
ダブルキャスト形式だが、鹿賀は市村の演技を見ることはないという。「見ないです。意地張ってみないとかそういうことではなくて。50年の付き合いなんで同じ台本で同じ歌うたって、どういう風にやるのか想像つきますし」と旧知の仲だからこそと語った。
しかし一方では、「見ちゃうと『そういう手があったか』とか、そういうことをする人ですから。あれーって自分で思っちゃうのも嫌だし。自分で作り上げたものをお客さんの前に出そうと、そういう感じで見ないことにしてます!」と影響を受けたくないとの思いも明かした。
そんな鹿賀に対し市村は、「俺はね、見るのよ結構。『なるほどああいうふうにやってるんだな』って。盗んじゃう。そうやって50年生きてきました」と笑いながら語った。
市村は、「なんたって黒澤明がつくったこの『生きる』。それを宮本亞門が舞台化して、ブロードウェイのジェイソンさんが素晴らしい曲を作ってくれて、名優2人が出てる」と公演を猛アピール。「見なかったら生きたことにならないんで、だから、あなたは見においで」とお茶目に締めくくり、鑑賞を勧めていた。











