女優・佐藤玲(りょう=31)の初プロデュース作品が9月15日に始まる。「劇団EXILE」の小澤雄太や元AKB48の北原里英らが出演する舞台「スターライドオーダー」(同18日まで、東京・ブルースクエア四谷)だ。今年1月に所属事務所「テアトル・ド・ポッシュ」を退所し、新会社を設立。女優とプロデューサーとの“二刀流”で活動を始めた佐藤にその狙いを聞いた。
――今回の舞台について
佐藤 即興劇(台本を用いず、俳優が自発的に演じる劇)になります。それぞれの俳優に設定は与えられていますが、劇場で本番を迎えてみないとわかりません。
――アドリブということ
佐藤 はい。用意されているのは、簡単なあらすじと台本の最初の3ページにセリフがあるだけ。あとはアドリブです。俳優さんの表現を信じたくてそうしました。
――簡単なあらすじとは
佐藤 とあるVチューバーのオフ会に集まった男女6人が仕立て上げるミステリー…ということぐらいしか話せません(笑い)。
――なぜプロデュース第1弾作品に即興劇を
佐藤 俳優もどうなるかわからない、お客さんもどうなるかわからない、そんなドキドキ感を味わえるような劇場体験をやってみたくて。今回、お客さんにもちょっと参加してもらう仕掛けを設けていて、それによって物語の展開も変わってくるんですよ。
――プロデューサー業は大変
佐藤 演出家やスタッフ、芸能事務所さんといろいろ調整しなければなりませんからね。
――みんないろいろ要求しそう
佐藤 最終的には「予算がありません」というカードを出すしかありません(笑い)。
――もともとプロデュース業をやりたかった
佐藤 全然。ただ、キャリアを重ねるうちに観客に届ける演者としての表現方法以外にもいろいろな選択肢があるんじゃないか、と思ったんです。第1弾作品に即興劇を持ってきたのも、いろいろな選択肢や展開の仕方があるということを伝えたかった。プロデューサーとしての視点を経験すれば、それが女優としてもフィードバックされますしね。
――今年1月に所属事務所を退所した
佐藤 円満退所ですからね(笑い)。前の事務所には本当に感謝しています。
――今後のビジョンは
佐藤 プロデュースを続けながら、海外の作品を持ってきたり、逆に日本の作品を海外に紹介したりすることもやっていきたいですね。すでにいくつかピックアップしています。
――女優としても活動していくことには変わりはない
佐藤 もちろんです。主演映画も2本公開を控えています。「かかってこいよ世界」(今月25日公開)と「Threads of Blue」(来月15日公開)。二刀流で頑張ります。
☆さとう・りょう 1992年7月10日生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部演劇学科卒業。2008年に演劇集団アクト青山で活動を始め、12年に故蜷川幸雄氏が演出する舞台「日の浦姫物語」でデビュー。14年映画「おばけ」で初主演を務める。その後、映画やテレビなど出演作多数。今年1月に所属事務所「テアトル・ド・ポッシュ」を退所。3月に新会社「R Plays Company」を立ち上げ、プロデュース業も行う。














