◇羽野直也(28)福岡支部114期

 全国24場の代表が集結するSG「第69回ボートレースメモリアル」が22日に開幕する。舞台はボートレース福岡。1Mに〝うねり〟が発生する難水面で、トップレーサーが熱い戦いを繰り広げる。カウントダウンコラム「沸騰する水面」最終回は羽野直也に注目。7月の児島オーシャンカップでSG初Vを達成し、今回は地元凱旋SGとなる。SG連続V、地元SGへの思いを明かした。

 SG初制覇から約1か月。「SGを取ったという実感はまだないです。これからどういう感じで行くべきかも見つかってはいない。みんなそうなんでしょうけど…。この仕事は切り替えが大事だから。優勝しても次、失敗しても次と、すぐに次、次、次…なんで」と率直に現在の心境を明かす。

 優勝戦では5コースから切れ味鋭いまくり差しを決めた。「ラッキー要素が重なって、流れが良かった。準優は完調の仕上がりではなかったし、ターンミスもしての2等。優勝戦に乗れたのがデカかった。外枠でもワンチャンスあるというのが分かりました」と振り返る。

 3月芦屋GⅠ70周年記念の優勝戦で痛恨のF。「F切ったら(5月芦屋)オールスターには出られないのは分かってたけど、芦屋周年のタイトルと天秤にかけた上で周年を消す余裕はなかった。あれで今年は終わってたけど、年末が見えてきた。またチャレンジできる」。GⅠ優勝戦FのペナルティーによりGⅠ、GⅡは選出除外。一度は目標のグランプリ出場も遠のいたが、SGVで賞金ランクは4位に浮上。12月SG住之江グランプリ出場を引き寄せた。

オーシャンCは5号艇での優勝だった
オーシャンCは5号艇での優勝だった

 2024年前期適用勝率も8・35(20日現在)と自己最高勝率ペース。「タイトルとは別に、個人的に勝率8点を目標にしてます。近況の調子はいいけど目標を上げている分、余裕はないですね」とペースを緩めるつもりはない。

 ファンの間では〝はのキュン〟のニックネームが定着。「〝はのクン〟でも〝はのキュン〟でもファンに応援してもらえるのが一番うれしい。でも、あと2年くらいですかね。さすがに30歳過ぎて〝はのキュン〟は恥ずかしいけど…」と笑う。

 福岡メモリアルへ向けて「地元SGは今年唯一の機会なんで、できる限りのことをやる以外はない。博多はあまり走ってないけど、相性は悪くないです。まずは準優に乗らないと…。SG連続Vは意識します」と意気込む。

 直前の若松お盆シリーズでVとリズムは最高潮だ。オーシャンカップ直前の若松でも優勝しており、偶然にも同じ臨戦過程。SG連続Vへの期待も高まる。