◇山口剛(41)広島支部91期

 ボートレース福岡のSG「第69回ボートレースメモリアル」が22日に開幕する。地元ボートレース場の推薦を受け、その看板を背負ったトップレーサーが白熱バトルを繰り広げる。カウントダウンコラム「沸騰する水面」第2回は山口剛が登場。SG4大会で優出するなど2022年のボートレース界を力強くリードした実力者だが、今年は今大会が初SG参戦となる。久しぶりの最高峰舞台を前に率直な思いを激白した。

 昨年12月、大村SGグランプリ・トライアル2ndでF。このペナルティでSG4大会の選出除外、GⅠとGⅡもF休み明けの3月中旬から3か月、出場できなかった。今大会はグランプリ以来8か月ぶりのSGとなる。2007年10月の平和島ダービーで初めてSG舞台を踏んでからコンスタントに出場を続けていた。それだけに「これだけ間隔が空いたのは初めて。初めて出た時のような感じですね」と苦笑いだ。

 昨年はSG7大会に出場して4優出という結果を出した。久しぶりの最高峰に舞台に向けては「どこまでやれるか自信は全くないです。走ってなさすぎて…」という。その理由について「レース内容は一般戦、GⅡ、GⅠとそれぞれ違うし、やっぱりSGはSGなんですよ。コンスタントに走れていれば経験値が付いていく。昨年は、その花が開いた年だった。それをまたひとつひとつ走って、そこから成長という過程を経ないといけないのかな」と説明する。

 実際、GⅡ復帰となった6月のびわこ秩父宮妃記念杯では「峰(竜太)とかが隣にいたら展開のポイントが下手くそな方にいっている。修正しないといけない」とブランクを痛感した。続く、からつGⅡモーターボート大賞ではGⅡ復帰戦で露呈した課題をクリアして優勝。地力と対応力の高さを証明したものの「GⅠを一度、走っていれば少しは違ったかもしれないですけど…。GⅠを通り越して一気にトップクラスの中でどうなのか」と不安は残ったままだ。

 その一方で、SGに復帰できる喜びも隠せない「やっぱり楽しみですね。あの舞台でレースをするのは楽しい。純粋に自分をぶつけて行ける場。自分の力を出そうと素直に向かえる」と目を輝かせる。

 福岡は2020年11月のGⅠ67周年記念以来2年9か月ぶりも2V。2012年10月のSGダービーでは優出もしている。「うねるとコケる恐れはある特殊な水面だけど、うねってもレースできないタイプじゃない。淡水よりも海水の方がSGでの成績もいいはず」と水面イメージは悪くない。

「8か月ぶりの山口剛がどこまで戦えるのかを見てほしい」と熱い思いを胸に抱いて乗り込む。